HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2013.07.06
愛大生40人 授業で制作 漁網を手編み 巨大アートに 豊橋校舎で展示へ
豊橋市町畑町の愛知大豊橋校舎で、巨大なアート作品の漁網「そらあみ」を編む授業が行われている。参加する文学部現代文化コースの2、3年生40人が6日に完成させ、豊橋校舎研究館の外壁に10月ごろまでつり下げる。(杉原雄介)
講師は千葉県市川市の芸術家五十嵐靖晃さん(34)。漁網の手編みを体験したのがきっかけで、一昨年からアート作品として作り始めた。
5月末から豊橋校舎で制作を開始。1カ月弱で完成させるため、学生らは授業の時間外も黄、水色といった5色の糸を少しずつ編み、長さ2〜6メートルの網の束を42本作った。
今月4日の授業では、6センチ4方の網の目をヘラを使いながら1つずつ結び合わせ、束をつないでいった。
滑らかに手先を動かす学生たちに、担当する山田晋平特任助教(34)は「努力と経験を重ね、見違えるほど器用になった」と評価する。2年の石川明佳さん(19)は「多くの人と話せて、つながりが広がった。協力して1つのものを作るのは楽しい」と充実した表情で話した。
そらあみは完成すると縦8メートル、横12メートルになる。五十嵐さんは「網越しの空の色は風土や人情を映す。愛大のそらあみはどんな空を見せるか楽しみ」と話す。
(2013年7月6日 中日新聞朝刊東三河版より)
講師は千葉県市川市の芸術家五十嵐靖晃さん(34)。漁網の手編みを体験したのがきっかけで、一昨年からアート作品として作り始めた。
5月末から豊橋校舎で制作を開始。1カ月弱で完成させるため、学生らは授業の時間外も黄、水色といった5色の糸を少しずつ編み、長さ2〜6メートルの網の束を42本作った。
今月4日の授業では、6センチ4方の網の目をヘラを使いながら1つずつ結び合わせ、束をつないでいった。
滑らかに手先を動かす学生たちに、担当する山田晋平特任助教(34)は「努力と経験を重ね、見違えるほど器用になった」と評価する。2年の石川明佳さん(19)は「多くの人と話せて、つながりが広がった。協力して1つのものを作るのは楽しい」と充実した表情で話した。
そらあみは完成すると縦8メートル、横12メートルになる。五十嵐さんは「網越しの空の色は風土や人情を映す。愛大のそらあみはどんな空を見せるか楽しみ」と話す。
(2013年7月6日 中日新聞朝刊東三河版より)