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2013.05.20
愛知大学野球 愛院大が勝ち点 優勝争い中部大脱落
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第7週第2日は19日、名古屋市の瑞穂球場で2回戦2試合が行われ、愛院大が名城大に5−1、中部大が愛産大に6−0で連勝し、それぞれ勝ち点を4とした。優勝争いは全ての試合を終えた愛院大と、今週試合がなかった愛大に絞られた。
勝ち点3の愛大は25日から行われる最終週の名商大戦で勝ち点を得れば愛院大と並び、2勝1敗でも勝率で上回るため優勝が決まる。勝ち点を逃すと愛院大が7季連続の優勝を果たす。中部大は勝率で愛院大を下回り、優勝の可能性はなくなった。
愛院大は原崎(2年、静岡)−波多野(4年、山口・宇部鴻城)の継投で相手の反撃を1点でしのいだ。中部大は神鳥(2年、愛知・享栄)が5安打4打点と活躍し、若林(2年、富山・滑川)が2安打で初完封した。
■連投波多野が救う
最後の打者を遊飛に打ち取ると、軽く手をたたいて喜んだ。顔をぬらした雨粒を拭おうともせず、淡々と好リリーフをこなした愛院大の波多野。「自分が行かないといけないと思って準備していた」。前日に完投したばかりの左腕がチームを救った。
1点リードの7回1死一、二塁で登板。この日2安打を放っていたリーグ屈指の右打者、牧内に直球とスライダーをテンポよく投げ込んだ。5球目。「前日はこれで抑えた」という、内角へのスライダーを威勢良く投じて右飛に打ち取った。負ければ優勝を逃す試合で2回2/3を無失点。「打たせたくない一心だった」。大学入学後初の連投を、涼しい顔で完遂した。
◇瑞穂(中部大2勝)
中部大 102000003―6
愛産大 000000000―0
本塁打 神鳥(部)
◇同(愛院大2勝)
愛院大 011000021―5
名城大 000100000―1
(2013年5月20日 中日新聞朝刊25面より)
勝ち点3の愛大は25日から行われる最終週の名商大戦で勝ち点を得れば愛院大と並び、2勝1敗でも勝率で上回るため優勝が決まる。勝ち点を逃すと愛院大が7季連続の優勝を果たす。中部大は勝率で愛院大を下回り、優勝の可能性はなくなった。
愛院大は原崎(2年、静岡)−波多野(4年、山口・宇部鴻城)の継投で相手の反撃を1点でしのいだ。中部大は神鳥(2年、愛知・享栄)が5安打4打点と活躍し、若林(2年、富山・滑川)が2安打で初完封した。
■連投波多野が救う
最後の打者を遊飛に打ち取ると、軽く手をたたいて喜んだ。顔をぬらした雨粒を拭おうともせず、淡々と好リリーフをこなした愛院大の波多野。「自分が行かないといけないと思って準備していた」。前日に完投したばかりの左腕がチームを救った。
1点リードの7回1死一、二塁で登板。この日2安打を放っていたリーグ屈指の右打者、牧内に直球とスライダーをテンポよく投げ込んだ。5球目。「前日はこれで抑えた」という、内角へのスライダーを威勢良く投じて右飛に打ち取った。負ければ優勝を逃す試合で2回2/3を無失点。「打たせたくない一心だった」。大学入学後初の連投を、涼しい顔で完遂した。
◇瑞穂(中部大2勝)
中部大 102000003―6
愛産大 000000000―0
本塁打 神鳥(部)
◇同(愛院大2勝)
愛院大 011000021―5
名城大 000100000―1
(2013年5月20日 中日新聞朝刊25面より)