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中日新聞掲載の大学記事

2013.04.14

愛知大学野球 愛大、中部大先勝

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第2週第1日は13日、名古屋市の瑞穂球場で1回戦2試合を行い、中部大が名商大を6−3、愛大が名城大を2−1で下し、それぞれ先勝した。

 中部大は1回無死満塁から神鳥(2年、愛知・享栄)の左前打で先制。2−2で迎えた5回、先頭打者の白石(2年、岐阜工)のランニング本塁打などで3点を奪った。

 愛大は1−1の延長11回1死一塁、太田(3年、静岡・浜松商)の左越え適時二塁打でサヨナラ勝ち。森(3年、愛知・天白)が1失点で完投した。

■森が175球完投

 延長11回175球を投げ終えたにもかかわらず、愛大の森は頼もしい言葉を口にした。「行けるところまで行こうと思っていた」。直球中心の得意のスタイルを貫いた好投に打線が応えてサヨナラ勝ち。自然と白い歯がこぼれた。

 1回はチーム初戦の力みからか制球が乱れ、先制を許したが焦りはなかった。最速146キロの速球が武器。「真っすぐで抑えられる自信はあった」と、約8割は直球を投じた。

 8回2死満塁のピンチでも、ストライクゾーンに投げ込んだのはすべて真っすぐ。内角高めへの速球で一飛に打ち取り、力でねじ伏せた。

 「見ていて安心できたので継投策を考える必要はなかった」と八田監督。勝負どころで頼もしさを発揮したエースへの信頼感は、さらに増したに違いない。 (深世古峻一)

◇瑞穂(中部大1勝)
中部大 200030001―6
名商大 011000010―3
本塁打白石(部)

◇同(愛大1勝)
名城大 10000000000―1
愛大 00000100001X―2
(延長11回)

(2013年4月14日 中日新聞朝刊33面より)
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