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中日新聞掲載の大学記事

2013.04.08

愛知大学野球 愛産大が雪辱 名城大先勝

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第1週第2日は7日、名古屋市の瑞穂球場で2試合行い、前日に雨天中止となった名城大−中部大は、名城大が1−0で先勝。愛産大は11−3で愛院大に雪辱し、8日の3回戦に持ち込んだ。

 名城大は1回1死3塁から暴投で得た先制点を守りきった。エース森田が5安打に抑えて完封した。愛産大は1−1の8回、打者14人で6安打10点を奪い大勝。投げては児島が7回を5安打1失点と好投した。

■1年生左腕児島 力投7回1失点

 物おじしない1年生左腕が勝利を呼び込んだ。愛産大の児島が6季連続優勝中の愛院大を相手に7回1失点と好投。殊勲者は「最高の投球ができた」とはにかんだ。

 スリークオーターから繰り出される直球とフォークが低めに集まった。1回に打者3人を投ゴロ、遊飛、三振に仕留めた。「緊張していたが最初で一気にのっていけた」。その後、死球や失策でピンチを招いても動じず、淡々とストライク先行の投球を続け、8回のビッグイニングにつなげた。

 「負けたくない一心だった」。直球も130キロ台前半で、変化球もフォークとカーブのみ。派手な投手ではないが、ピンチで乱れない制球力と強心臓を併せ持つ。

 「期待以上の働きをしてくれた」と青山監督。選手層の薄さが懸念される投手陣に現れた新戦力。指揮官の顔も思わずほころんだ。

 (深世古峻一)

◇瑞穂(名城大1勝)
中部大 000000000―0
名城大 10000000x―1

◇同(1勝1敗)
愛院大 000000102―3
愛産大 000010010x―11

(2013年4月8日 中日新聞朝刊24面より)
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