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中日新聞掲載の大学記事

2013.01.20

東海学生アメフットMVP 名城大 池田 社会人日本一狙う

 東海学生アメリカンフットボール連盟の総会が19日、名古屋市千種区の吹上ホールであり、2012年度の最優秀選手賞(MVP)に名城大の主将でDL・池田貴士(4年)が選ばれた。優秀ディフェンスライン賞とダブル受賞の池田は、大学で果たせなかった日本一を社会人クラブチームでかなえるつもりだ。

 初のMVPに表情が緩んだ。大学アメフット界のDLに180センチを超える選手がそろう中、池田は173センチと小柄。だが、相手とぶつかっても足を動かして敵の攻撃を止める活躍が光った。「正直、MVPは(リーグ戦の)パンフレットに写真が大きく載るのでうれしいです」。池田が屈託のない笑顔を見せた。

 小学校で野球、中学で陸上、高校でラグビーを経験した。だが、高校の監督に「ラグビーに向いてない」と言われ、名城大の誘いもあってアメフットの道へ。昨年11〜12月の全日本大学選手権に3試合出場。日本一には届かなかったが、ベスト4入りに貢献した。

 春からは相模原市のビル管理会社で働きながら、社会人クラブチームのノジマ相模原ライズでプレーを続ける。「大学4年間は関西の力を痛感した。大学でできなかった日本一を社会人で取りたい。大学日本一は後輩に託します」。池田が新天地での飛躍を誓った。(永井響太)

(2013年1月20日 中日スポーツ11面より)

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