名古屋造形大（小牧市）や県立芸術大（長久手市）、名古屋芸術大（北名古屋市）の学生選抜展「美系優秀」が春日井市役所隣の文化フォーラム春日井で開かれている。観覧無料、２４日まで。

　かすがい市民文化財団が３年に一度開き、４回目。３大学から選ばれた１５人が絵画や立体、映像など３６点を出品した。

　県立芸術大大学院の木全佑輔さんの絵画は絵画空間にいくつもの顔が混然と浮かぶ秀作。名古屋芸術大の波部早紀子さんは、床置きの綿布に描いたイメージと現物の切り株を組み合わせ、不穏な雰囲気を漂わせる。乾燥した野菜や魚などを使って食と宗教、美術の関係を考えた作品も。

　１５日午後３時から作家を交えたギャラリーツアー、１６日午後１〜４時版画体験、１２日と１９日の午後２時から作品紹介がある。１７日休み。問い合わせは同財団＝電０５６８（８５）６８６８＝へ。

（2012年12月15日　中日新聞朝刊近郊版より）