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2012.10.07
愛知大学野球 愛院大、名商大が先勝
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第6週第1日は6日、名古屋市の瑞穂球場で1部の1回戦2試合があった。愛院大が2−1で中部大に、名商大は12−1で名城大に、それぞれ先勝した。
愛院大は同点で迎えた延長10回、連続安打と四球で1死満塁として、大迫がスクイズ。沢亀が生還してサヨナラ勝ちした。
中部大は6回、敵失を足掛かりに1点を奪ったが、愛院大の萩原に無安打に抑えられた。
名商大は同点に追いついた6回、2死満塁から松ノ木の2点適時打、続く赤松の3点本塁打で試合を決めた。名城大は12残塁と好機を生かせなかった。
■10回無安打にも 萩原制球で反省
無安打で10回を投げ切っても、愛院大の萩原に笑顔はなかった。「無失点がよかったけれど、勝てたことは大きい。ただ、内容はよくなかった」。6四球という結果を反省した。
ボールが高めに浮き、毎回のように四球で走者を背負う苦しい展開。1点リードの6回、味方の失策と四球で1死一、三塁とすると、併殺崩れの間に1点を奪われた。「丁寧に投げすぎた。もっと早く、大ざっぱにいけばよかった」。残る4回は1人の走者も出さなかっただけに、6回の失点が悔やまれた。
指先を離れてから、打者にはボールが動かないように見える直球を求めて、フォームを修正している。「軌道が見えず、真っすぐ打者に向かっていくイメージ。だんだん直球でも三振が取れるようになった」。この日も1回に直球で連続三振を奪うなど、夏からの努力は実を結びつつある。
悪いなりにもエースが抑え、サヨナラ勝ちで5連勝。6季連続優勝に向けて大きな勝利をつかんだ。(宇佐美尚)
◇瑞穂(愛院大1勝)
中部大 0000010000―1
愛院大 1000000001x―2
(延長10回)
◇同(名商大1勝)
名商大 000006060―12
名城大 010000000―1
本塁打 赤松(商)
(2012年10月7日 中日新聞朝刊28面より)
愛院大は同点で迎えた延長10回、連続安打と四球で1死満塁として、大迫がスクイズ。沢亀が生還してサヨナラ勝ちした。
中部大は6回、敵失を足掛かりに1点を奪ったが、愛院大の萩原に無安打に抑えられた。
名商大は同点に追いついた6回、2死満塁から松ノ木の2点適時打、続く赤松の3点本塁打で試合を決めた。名城大は12残塁と好機を生かせなかった。
■10回無安打にも 萩原制球で反省
無安打で10回を投げ切っても、愛院大の萩原に笑顔はなかった。「無失点がよかったけれど、勝てたことは大きい。ただ、内容はよくなかった」。6四球という結果を反省した。
ボールが高めに浮き、毎回のように四球で走者を背負う苦しい展開。1点リードの6回、味方の失策と四球で1死一、三塁とすると、併殺崩れの間に1点を奪われた。「丁寧に投げすぎた。もっと早く、大ざっぱにいけばよかった」。残る4回は1人の走者も出さなかっただけに、6回の失点が悔やまれた。
指先を離れてから、打者にはボールが動かないように見える直球を求めて、フォームを修正している。「軌道が見えず、真っすぐ打者に向かっていくイメージ。だんだん直球でも三振が取れるようになった」。この日も1回に直球で連続三振を奪うなど、夏からの努力は実を結びつつある。
悪いなりにもエースが抑え、サヨナラ勝ちで5連勝。6季連続優勝に向けて大きな勝利をつかんだ。(宇佐美尚)
◇瑞穂(愛院大1勝)
中部大 0000010000―1
愛院大 1000000001x―2
(延長10回)
◇同(名商大1勝)
名商大 000006060―12
名城大 010000000―1
本塁打 赤松(商)
(2012年10月7日 中日新聞朝刊28面より)