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2012.09.30
愛知大学野球 愛産大、愛大が先勝
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第5週第1日は29日、名古屋市の瑞穂球場で1部の1回戦2試合が行われ、愛産大が中部大に4−2、愛大が名商大に延長の末4−3で、それぞれ先勝した。
愛産大は同点の9回、長徳の左越え2点本塁打で試合を決めた。湧川は7安打を浴びながら粘り強い投球で完投した。
愛大は3−3の11回、松本道の2塁打を足がかりに1死1、3塁の好機をつくり、大久保の左前適時打で勝ち越した。
■愛産大の4番長徳 投法見極め決勝弾
2−2の9回1死1塁。愛産大の長徳は初球から狙っていた。真ん中に甘く入ったスライダー。鋭く振り抜いた打球は一直線に左翼席へ飛び込んだ。「4番の仕事ができて良かった」。ダイヤモンドを回りながら、何度もガッツポーズを繰り返した。
中部大の先発田村に苦しめられた。1回2死2塁の先制機ではタイミングが合わずスライダーで空振り三振。「普段はすり足でタイミングを取っているけれど足を上げるようにした」。3打席目までに相手のクイック投法を見極め、打撃を修正した末の決勝弾だった。
チームに勝利を呼び込んだ陰の殊勲者は西村主将だ。17日の名城大戦で右足太ももを肉離れした攻守の要。欠場を余儀なくされたこの日、ベンチから冷静に戦況を見守り、9回には長徳にスライダー狙いを指示した。
「2部を勝ち上がれたのもあいつのおかげ。今回もやってくれると思った」と西村。主将の期待に応えた4番打者は「このままの勢いで勝ち点を取りたい」と力強かった。 (杉山直之)
◇瑞穂(愛産大1勝)
愛産大 020000002―4
中部大 000110000―2
本塁打 長徳(産)
◇同(愛大1勝)
愛大 01200000001―4
名商大 10100001000―3
(延長11回)
本塁打 松本道(愛)
(2012年9月30日 中日新聞朝刊30面より)
愛産大は同点の9回、長徳の左越え2点本塁打で試合を決めた。湧川は7安打を浴びながら粘り強い投球で完投した。
愛大は3−3の11回、松本道の2塁打を足がかりに1死1、3塁の好機をつくり、大久保の左前適時打で勝ち越した。
■愛産大の4番長徳 投法見極め決勝弾
2−2の9回1死1塁。愛産大の長徳は初球から狙っていた。真ん中に甘く入ったスライダー。鋭く振り抜いた打球は一直線に左翼席へ飛び込んだ。「4番の仕事ができて良かった」。ダイヤモンドを回りながら、何度もガッツポーズを繰り返した。
中部大の先発田村に苦しめられた。1回2死2塁の先制機ではタイミングが合わずスライダーで空振り三振。「普段はすり足でタイミングを取っているけれど足を上げるようにした」。3打席目までに相手のクイック投法を見極め、打撃を修正した末の決勝弾だった。
チームに勝利を呼び込んだ陰の殊勲者は西村主将だ。17日の名城大戦で右足太ももを肉離れした攻守の要。欠場を余儀なくされたこの日、ベンチから冷静に戦況を見守り、9回には長徳にスライダー狙いを指示した。
「2部を勝ち上がれたのもあいつのおかげ。今回もやってくれると思った」と西村。主将の期待に応えた4番打者は「このままの勢いで勝ち点を取りたい」と力強かった。 (杉山直之)
◇瑞穂(愛産大1勝)
愛産大 020000002―4
中部大 000110000―2
本塁打 長徳(産)
◇同(愛大1勝)
愛大 01200000001―4
名商大 10100001000―3
(延長11回)
本塁打 松本道(愛)
(2012年9月30日 中日新聞朝刊30面より)