HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2012.09.26
愛知学院大生 熊野ミカンで菓子作り
■御浜柑橘でインターンシップ 原料の理解深める
愛知学院大経営学部の学生でつくる町おこし団体「シード」が、熊野地方の特産品ミカンを活用した新たな菓子作りに取り組んでいる。メンバー3人は21〜23日、原料について理解を深めようと、御浜町下市木のミカン製造販売「御浜柑橘(かんきつ)」でインターンシップ(就業体験)に臨んだ。
シードのメンバーは現在7人で、名古屋市名東区の藤が丘駅周辺で地元振興組合が定期的に企画する「青空市」に3年前から協力出店をしている。同大の学生が利用する駅周辺を活性化すると同時に、経営のノウハウを学ぶ狙いがある。これまでにも熊野市の特産かんきつ「新姫」を使ったういろうなどの商品開発に取り組んできた。
メンバーは県などが出資する東紀州観光まちづくり公社の紹介で御浜柑橘を知り、2年生の南翔太さん(19)=名古屋市、杉本将大さん(19)=愛知県岡崎市、山田鳳雛(ほうすう)さん(19)=愛知県豊田市=がインターンを体験することになった。
インターンの期間中、3人は箱詰されたミカンの荷出し準備や収穫の見学、果実の傷の確認などを実施。近く、愛知県産の白玉粉とミカンピューレを組み合わせた菓子を作るという。南さんは「一口にミカンといっても、たくさん種類があることが分かった。適した味を見極め、多くの人に受け入れてもらえる菓子を作りたい」と意欲を見せた。
御浜柑橘の芝博久社長は「農作物の消費地から生産地に来てもらうことで、社員にとっても励みになる。今後も交流を続けたい」と話していた。(小柳悠志)
(2012年9月26日 中日新聞朝刊くろしお版より)
愛知学院大経営学部の学生でつくる町おこし団体「シード」が、熊野地方の特産品ミカンを活用した新たな菓子作りに取り組んでいる。メンバー3人は21〜23日、原料について理解を深めようと、御浜町下市木のミカン製造販売「御浜柑橘(かんきつ)」でインターンシップ(就業体験)に臨んだ。
シードのメンバーは現在7人で、名古屋市名東区の藤が丘駅周辺で地元振興組合が定期的に企画する「青空市」に3年前から協力出店をしている。同大の学生が利用する駅周辺を活性化すると同時に、経営のノウハウを学ぶ狙いがある。これまでにも熊野市の特産かんきつ「新姫」を使ったういろうなどの商品開発に取り組んできた。
メンバーは県などが出資する東紀州観光まちづくり公社の紹介で御浜柑橘を知り、2年生の南翔太さん(19)=名古屋市、杉本将大さん(19)=愛知県岡崎市、山田鳳雛(ほうすう)さん(19)=愛知県豊田市=がインターンを体験することになった。
インターンの期間中、3人は箱詰されたミカンの荷出し準備や収穫の見学、果実の傷の確認などを実施。近く、愛知県産の白玉粉とミカンピューレを組み合わせた菓子を作るという。南さんは「一口にミカンといっても、たくさん種類があることが分かった。適した味を見極め、多くの人に受け入れてもらえる菓子を作りたい」と意欲を見せた。
御浜柑橘の芝博久社長は「農作物の消費地から生産地に来てもらうことで、社員にとっても励みになる。今後も交流を続けたい」と話していた。(小柳悠志)
(2012年9月26日 中日新聞朝刊くろしお版より)