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中日新聞掲載の大学記事

2012.09.18

ぎふ国体競泳 伊藤選手(成年男子50メートル自)2位

■少年男子B山田選手(200メートル個人メドレー)V

 「第67回国民体育大会(ぎふ清流国体)」は5日目の17日、水泳競技で最終日を迎え、競泳の伊藤健太選手(中京大4年)が成年男子50メートル自由形で準優勝した。第4泳者として出場した成年男子400メートルメドレーリレーでは、非公認の引き継ぎタイムながら100メートル自由形の日本記録を破る泳ぎをみせた。

 山田泰也(ひろや)選手(豊川高1年)は少年男子B200メートル個人メドレーで優勝。大久保琳太郎選手(豊川高1年)は少年男子B100メートル平泳ぎで準優勝した。競技別の男女総合得点で愛知県は5位に入賞した。

 山田選手は序盤から安定した泳ぎで1位に競り出て、最後まで逃げ切った。「みんなの声援が心強かった。今年の夏は結果が出せてよかったです」と笑みをこぼした。

 大久保選手は、後半に疲れが出てしまったといい、得意の100メートルで優勝を逃したことにくやしさをにじませた。「今年の夏は課題がたくさん見つかった。来年は100メートルでインターハイ入賞を目指します」と力を込めた。 (橋詰美幸)

■伊藤選手100自“区間日本新” 優勝逃し最後の意地 成年男子400メートルメドレーリレー

 成年男子100メートルと50メートル自由形で、ともに優勝を逃した競泳の伊藤健太選手。400メートルメドレーリレーでは、非公認ながら100メートル自由形の日本記録より0.08秒速い48秒41をマークし、最後の意地を見せた。

 「今シーズンは良い記録を出せているので、良い泳ぎをしたい」と臨んだ国体の舞台。だが、ピークを合わせていた直前の日本学生選手権の疲れが抜けきらず、プールの中の体は重いまま。50メートルでは神奈川県の塩浦慎理選手に4連覇を阻まれた。

 切れそうになった気持ちを支えたのが、4月の日本選手権の経験だった。五輪代表入りを期待されながら予選落ちした悔しさをかみしめ、メドレーリレーでは「応援してくれる人のためにも」と、懸命に水をかいた。

 待っていたのは、日本記録より速い納得のタイム。順位も6位から4位に引っ張り上げた。「最後に結果が残せてよかったです」。短期間で浮き沈みを経験した21歳は、もっと速く、強くなれる。 (橋詰美幸)

(2012年9月18日 中日新聞朝刊県内版より)
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