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2012.09.17
愛知大学野球 愛院大連勝勝ち点1 名城大、愛産大に逆転勝ち
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第3週第2日は16日、名古屋市の瑞穂球場で1部の2回戦2試合が行われ、愛院大が愛大に1−0で連勝し、勝ち点1とした。名城大は愛産大に4−2で勝ち、対戦成績を1勝1敗とした。
愛院大は7回、3四死球で1死満塁とし、沢亀の内野ゴロの間に1点を奪い、波多野、辻のリレーで無失点に抑えた。
名城大は2点を追う5回、相手守備陣の乱れから一挙4点を挙げて逆転。3投手の継投で逃げ切った。
■期待の左腕 波多野復活
4季ぶりのマウンドで、小柄な3年生左腕が通算2勝目を挙げた。スライダーとチェンジアップを軸に好投した愛院大の波多野。捕手の古川が「相手打線に的を絞らせなかった」と評した通り、8回途中まで散発3安打無失点に抑えた。
長く、険しい道のりだった。1年春に中継ぎで早々に初勝利。着実な成長を嘱望されながら、2年生以降は左肘の疲労骨折に苦しんだ。その間、同級生の萩原や1年生左腕の原崎らが台頭。「焦ったら良くないと自分に言い聞かせた」。下半身の強化へ、ダッシュを繰り返す日々が続いた。
本格的な投球を再開したのは今年の春季リーグ後。それまでの悔しさを練習にぶつけ、チャンスを待った。そして、15日の試合後に告げられたリーグ戦初の先発。「愛大は左打者が多いから、投げるかも」と心の準備はできていた。
先発候補だった4年生永岡が不調で苦しい投手起用が続く中、チームの期待に応える貴重な白星。復活した左腕は「欲を言えば完封したかった」とまだまだ上を目指している。 (杉山直之)
◇瑞穂(1勝1敗)
名城大 000040000―4
愛産大 010100000―2
本塁打 長徳(産)
◇同(愛院大2勝)
愛院大 000000100―1
愛大 000000000―0
(2012年9月17日 中日新聞朝刊21面より)
愛院大は7回、3四死球で1死満塁とし、沢亀の内野ゴロの間に1点を奪い、波多野、辻のリレーで無失点に抑えた。
名城大は2点を追う5回、相手守備陣の乱れから一挙4点を挙げて逆転。3投手の継投で逃げ切った。
■期待の左腕 波多野復活
4季ぶりのマウンドで、小柄な3年生左腕が通算2勝目を挙げた。スライダーとチェンジアップを軸に好投した愛院大の波多野。捕手の古川が「相手打線に的を絞らせなかった」と評した通り、8回途中まで散発3安打無失点に抑えた。
長く、険しい道のりだった。1年春に中継ぎで早々に初勝利。着実な成長を嘱望されながら、2年生以降は左肘の疲労骨折に苦しんだ。その間、同級生の萩原や1年生左腕の原崎らが台頭。「焦ったら良くないと自分に言い聞かせた」。下半身の強化へ、ダッシュを繰り返す日々が続いた。
本格的な投球を再開したのは今年の春季リーグ後。それまでの悔しさを練習にぶつけ、チャンスを待った。そして、15日の試合後に告げられたリーグ戦初の先発。「愛大は左打者が多いから、投げるかも」と心の準備はできていた。
先発候補だった4年生永岡が不調で苦しい投手起用が続く中、チームの期待に応える貴重な白星。復活した左腕は「欲を言えば完封したかった」とまだまだ上を目指している。 (杉山直之)
◇瑞穂(1勝1敗)
名城大 000040000―4
愛産大 010100000―2
本塁打 長徳(産)
◇同(愛院大2勝)
愛院大 000000100―1
愛大 000000000―0
(2012年9月17日 中日新聞朝刊21面より)