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中日新聞掲載の大学記事

2012.09.12

セイロン瓜試食して 鈴鹿 あすスリランカフェス

 地域の新たな特産にしようと、産学官で「セイロン瓜(うり)」の栽培に取り組む鈴鹿国際大などが13日午後2時半から、スリランカ・フェスティバルを鈴鹿市文化会館で開く。瓜の試食やシンポジウムなどで取り組みへの理解を深めてもらおうと、参加を呼び掛けている。入場無料。

 スリランカで健康食とされるセイロン瓜だが、日本では野菜としての認識は低い。スリランカ出身で鈴鹿国際大学長補佐のアーナンダ・クマーラさんが昨年、「鈴鹿発の新野菜に」と提唱。栽培やメニューづくりで、JA鈴鹿や鈴鹿商工会議所、市内の小中学校など、連携の幅が広がっている。

 フェスティバルは日本とスリランカの国交樹立60周年と鈴鹿市制70周年も記念。会場でセイロン瓜のカレーやチャンプル、漬物などの料理を振る舞い、明生小学校や市内レストランなどが取り組みを発表。シンポジウムには、スリランカのワサンタ・カランアーゴダ大使らが登壇する。

 フェスティバル実行委員長を務めるクマーラさんは「より多くの人に取り組みを知ってもらい、地域の活性化策としての盛り上げにつなげたい」と話している。

 午後6時からはスリランカ民族舞踊団による有料公演があり、当日券(3000円)が若干数ある。問い合わせは、鈴鹿国際大=電059(372)2121=へ。(鈴木智重)

(2012年9月12日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)
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