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2012.09.11
「大人の理科」始めよう 中部大教授らが教室企画 来月開講、受講生を募集
■子どもに楽しさ伝えて 環境、天文など多様に
シニア世代などに科学を学んで地域活動やボランティアに生かしてもらおうと、小牧市の市民グループ「大人のRIKA(理科)教室」が10月から、同名の講座を同市や春日井市などで始める。「子どもたちに理科や科学の面白さを広めてほしい」と約30人の受講生を募集中だ。(磯部旭弘)
発案したのは、中部大(春日井市松本町)の宮島佐介教授(物理学)。同大の公開講座で、宮島教授の講義を受講した小牧市の佐橋克己さん(68)と意気投合し、仲間と「大人のRIKA教室」を4月に発足させた。
「宇宙開発事業団」(現・宇宙航空研究開発機構)への勤務経験がある佐橋さんは、小牧市で児童向け講座「宇宙の学校」を展開するなど、子どもたちに科学への興味を持ってほしいとの思いが強かった。「一線を退き始めた団塊の世代に時間を有効に使い、次世代へのつなぎ役になってほしい」というのが2人の考えだ。
教室は春と秋の2期制。本年度は秋の教室から始まり、来年3月までの5、6回の教室で、エネルギー、環境、医療、天文など多様な分野を学ぶ。講師は、大学教授や医師、学芸員らが担当。核融合科学研究所(岐阜県土岐市)などの施設も見学する。
「学んだことを家族で話題にし、地域に役立ててほしい」と佐橋さん。教室の修了生に施設ボランティアなどで活躍できる場を提供できるよう施設と交渉も進めている。
子どもたちの理科離れを心配する声は多い。「子どもたちは大人の姿を見て触発される。次世代の教育に貢献できることは、大人のやりがいや達成感にもつながる」
15日午後2時から小牧市小牧の中部公民館でプレ講座を開催。中部大の吉福康郎教授が「力とエネルギーからみた効率の良い体の使い方」をテーマに話す。当日受け付け可能で受講料500円。
1回目の「大人のRIKA教室」は10月20日、中部大で開講し、宮島教授が講師を務める。受講料は春、秋の各学期ごとに2000円。出席できるのであれば若い世代や親子も参加可能だ。ホームページ(「大人のRIKA教室」で検索)から専用用紙をダウンロードして、ファクス=0568(51)6047=で申し込むか、メール=sahashi@mri.biglobe.ne.jp=で。
問い合わせは大人のRIKA教室(中部大学内)=電0568(51)6047=へ。
(2012年9月11日 中日新聞朝刊近郊版より)
シニア世代などに科学を学んで地域活動やボランティアに生かしてもらおうと、小牧市の市民グループ「大人のRIKA(理科)教室」が10月から、同名の講座を同市や春日井市などで始める。「子どもたちに理科や科学の面白さを広めてほしい」と約30人の受講生を募集中だ。(磯部旭弘)
発案したのは、中部大(春日井市松本町)の宮島佐介教授(物理学)。同大の公開講座で、宮島教授の講義を受講した小牧市の佐橋克己さん(68)と意気投合し、仲間と「大人のRIKA教室」を4月に発足させた。
「宇宙開発事業団」(現・宇宙航空研究開発機構)への勤務経験がある佐橋さんは、小牧市で児童向け講座「宇宙の学校」を展開するなど、子どもたちに科学への興味を持ってほしいとの思いが強かった。「一線を退き始めた団塊の世代に時間を有効に使い、次世代へのつなぎ役になってほしい」というのが2人の考えだ。
教室は春と秋の2期制。本年度は秋の教室から始まり、来年3月までの5、6回の教室で、エネルギー、環境、医療、天文など多様な分野を学ぶ。講師は、大学教授や医師、学芸員らが担当。核融合科学研究所(岐阜県土岐市)などの施設も見学する。
「学んだことを家族で話題にし、地域に役立ててほしい」と佐橋さん。教室の修了生に施設ボランティアなどで活躍できる場を提供できるよう施設と交渉も進めている。
子どもたちの理科離れを心配する声は多い。「子どもたちは大人の姿を見て触発される。次世代の教育に貢献できることは、大人のやりがいや達成感にもつながる」
15日午後2時から小牧市小牧の中部公民館でプレ講座を開催。中部大の吉福康郎教授が「力とエネルギーからみた効率の良い体の使い方」をテーマに話す。当日受け付け可能で受講料500円。
1回目の「大人のRIKA教室」は10月20日、中部大で開講し、宮島教授が講師を務める。受講料は春、秋の各学期ごとに2000円。出席できるのであれば若い世代や親子も参加可能だ。ホームページ(「大人のRIKA教室」で検索)から専用用紙をダウンロードして、ファクス=0568(51)6047=で申し込むか、メール=sahashi@mri.biglobe.ne.jp=で。
問い合わせは大人のRIKA教室(中部大学内)=電0568(51)6047=へ。
(2012年9月11日 中日新聞朝刊近郊版より)