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2012.05.15
愛知大学野球 愛院大5連覇 愛工大が入れ替え戦へ
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第6週第3日は14日、名古屋市の瑞穂球場で3回戦2試合を行い、愛院大が6−0で愛工大を下し、名城大が1−4で中部大に敗れたため、愛院大の5季連続44度目の優勝が決まった。愛院大は全日本大学選手権(6月12日から6日間・神宮球場など)に出場する。
愛院大は2勝1敗で勝ち点4とし、優勝の可能性を残していた名城大は1勝2敗で同2。2位以下のチームが愛院大に並ぶ可能性がなくなった。
愛院大は5回、敵失に乗じて石橋の左翼線2点二塁打などで一気に5点を奪った。リーグ戦初先発の原崎は2安打に抑えて完封勝利。中部大は1−1の7回、代打神鳥の右越え二塁打で勝ち越した。
愛工大の6位も決まり、6月2日から2部1位校と入れ替え戦を行う。
■相手のミスから猛攻
相手のミスに巧みに付け込む攻撃は、新チームになっても健在だった。愛院大は5回、敵失で得た好機で一気に5点。伊藤監督は早々と勝負を決めた打線を「いい集中力だった」と評価した。
愛院大にも守りのミスはあるが、傷口を大きく広げない。一方で攻撃に転じると、相手のミスには容赦しない。畳み掛けて大量点を奪う。今季だけではなく、5連覇中に何度も見せたシーン。そのたびに相手校を「力の差はそんなにないはずなのに」と悔しがらせた。
野手は昨年からのレギュラーが多く残る。不安材料は浦野(現セガサミー)らが抜けた投手陣だった。リーグ戦の経験が豊富な4年生永岡が後輩を引っ張り、萩原や辻、原崎が台頭。捕手古川も好リードでもり立てた。
1つ1つの試合は苦戦が多かった。それでも試合巧者の打線とフレッシュな投手陣で、確実に勝ち点を積み重ねた。田中主将は「苦しいときにみんなが意見を出し、みんなで協力し合った」。当面の目標は勝ち点5の完全優勝。全日本大学選手権に弾みをつけるためにも、伊藤監督は手綱を緩めない。 (東郷賢一)
◇瑞穂(愛院大2勝1敗)
愛工大 000000000―0
愛院大 00005100x―6
◇同(中部大2勝1敗)
中部大 000010120―4
名城大 001000000―1
(2012年5月15日 中日新聞朝刊21面より)
愛院大は2勝1敗で勝ち点4とし、優勝の可能性を残していた名城大は1勝2敗で同2。2位以下のチームが愛院大に並ぶ可能性がなくなった。
愛院大は5回、敵失に乗じて石橋の左翼線2点二塁打などで一気に5点を奪った。リーグ戦初先発の原崎は2安打に抑えて完封勝利。中部大は1−1の7回、代打神鳥の右越え二塁打で勝ち越した。
愛工大の6位も決まり、6月2日から2部1位校と入れ替え戦を行う。
■相手のミスから猛攻
相手のミスに巧みに付け込む攻撃は、新チームになっても健在だった。愛院大は5回、敵失で得た好機で一気に5点。伊藤監督は早々と勝負を決めた打線を「いい集中力だった」と評価した。
愛院大にも守りのミスはあるが、傷口を大きく広げない。一方で攻撃に転じると、相手のミスには容赦しない。畳み掛けて大量点を奪う。今季だけではなく、5連覇中に何度も見せたシーン。そのたびに相手校を「力の差はそんなにないはずなのに」と悔しがらせた。
野手は昨年からのレギュラーが多く残る。不安材料は浦野(現セガサミー)らが抜けた投手陣だった。リーグ戦の経験が豊富な4年生永岡が後輩を引っ張り、萩原や辻、原崎が台頭。捕手古川も好リードでもり立てた。
1つ1つの試合は苦戦が多かった。それでも試合巧者の打線とフレッシュな投手陣で、確実に勝ち点を積み重ねた。田中主将は「苦しいときにみんなが意見を出し、みんなで協力し合った」。当面の目標は勝ち点5の完全優勝。全日本大学選手権に弾みをつけるためにも、伊藤監督は手綱を緩めない。 (東郷賢一)
◇瑞穂(愛院大2勝1敗)
愛工大 000000000―0
愛院大 00005100x―6
◇同(中部大2勝1敗)
中部大 000010120―4
名城大 001000000―1
(2012年5月15日 中日新聞朝刊21面より)