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中日新聞掲載の大学記事

2012.05.01

愛知大学野球 愛院大、勝ち点3 単独首位

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第4週第3日は30日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の3回戦があり、愛院大が7−0で愛大を破って勝ち点3の単独首位に立った。名城大は名商大を9−4で破って2つ目の勝ち点を得た。

 愛院大は2回に沢亀の左中間3塁打で2点を先制したのを皮切りに、14安打の猛攻で7得点。先発萩原は1回戦に続いて完封した。

 名城大は1回に橋本と牧内、角谷の適時打で4点先制。点の奪い合いになったが逃げ切った。

■沢亀が先制打 チームに勢い

 持ち味のスピードを緩めずダイヤモンドを1周し、本塁へのスライディングは間一髪でアウト。ユニホームの土を払う愛院大の沢亀の顔がほころんでいたのは、既に2人が本塁を駆け抜けていたからだ。「セーフと思った。でも、初本塁打は柵越えの方がよかったのでまあいいでしょう」

 前日は完封負けし、この日の1回も好機を逃した。2回2死1、2塁で打席に立った沢亀は「ここで取れなかったらまたずるずるいく」。直球が3つ続いたところをたたいた打球は左中間を深々と破り、ランニング本塁打にはならなかったが貴重な先制打に。これで打線が完全に目覚めた。

 「俊足を生かして上位打線につないでほしい」と伊藤監督が9番で起用する4年生。部の「走塁チーフ」として同僚に技術指導もしている。5回には1死から4球で出るとすかさず2盗し、内野ゴロと単打で3点目のホームへ。長打だけでなく、愛院大らしい攻めを体現する役割も果たした。

 「先輩方がつないだ連覇を途切れさせたくない。大事な試合に勝ててよかった」と沢亀。ここ一番で下位打線のキーマンが機能するチームは、やはり強い。 (鈴木智行)

◇愛工大(愛院大2勝1敗)
愛院大 020011201―7
愛大 000000000―0

◇同(名城大2勝1敗)
名商大 030001000―4
名城大 41000202x―9

◇2部(30日・中京大)
愛産大 8−1 星城大

(2012年5月1日 中日新聞朝刊20面より)

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