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2012.04.26
震災ボランティア熱再び 夏休みを前に名古屋学院大で説明会
東日本大震災の学生ボランティアを支援する名古屋市熱田区の名古屋学院大は25日、事前登録制の「震災ボランティアバンク」を立ち上げた。多様化する被災地のニーズに応えるため、大学が事前の指導で学生ボランティアのレベルアップを図る。説明会には80人の学生が訪れ、震災から2回目の夏を前に、再びボランティア熱が高まっている。
担当職員の杉山晃一さんによると、震災から数カ月間はがれき撤去など力仕事が求められ、学生もとりあえず現地に行けば即戦力となった。しかし現在は、話を聞く傾聴ボランティアや子供の遊び相手など、コミュニケーション力を必要とするボランティアにニーズがある。杉山さんは「現地入りする前に技術と知識を身に付けておけば、スムーズに対応できる」と、事前登録の重要性を話す。
大学は昨年同様、夏休みのボランティア活動を単位認定する方向で検討中。現地への交通費は学生負担だが、ボランティア情報は大学が提供し、宿泊施設も確保する。150人程度の登録を見込んでいるという。
説明会場の外では、学内のボランティアサークル7団体がこれまでの活動を報告。先輩から説明を聞いて入部を決めた外国語学部1年の新海佑奈さん(18)と橋爪花奈さん(18)は「将来の夢が国際ボランティアだから」「大学生になったのを機に人の役に立ちたい」と意気込みを語った。
(2012年4月26日 中日新聞朝刊県内版より)
担当職員の杉山晃一さんによると、震災から数カ月間はがれき撤去など力仕事が求められ、学生もとりあえず現地に行けば即戦力となった。しかし現在は、話を聞く傾聴ボランティアや子供の遊び相手など、コミュニケーション力を必要とするボランティアにニーズがある。杉山さんは「現地入りする前に技術と知識を身に付けておけば、スムーズに対応できる」と、事前登録の重要性を話す。
大学は昨年同様、夏休みのボランティア活動を単位認定する方向で検討中。現地への交通費は学生負担だが、ボランティア情報は大学が提供し、宿泊施設も確保する。150人程度の登録を見込んでいるという。
説明会場の外では、学内のボランティアサークル7団体がこれまでの活動を報告。先輩から説明を聞いて入部を決めた外国語学部1年の新海佑奈さん(18)と橋爪花奈さん(18)は「将来の夢が国際ボランティアだから」「大学生になったのを機に人の役に立ちたい」と意気込みを語った。
(2012年4月26日 中日新聞朝刊県内版より)