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中日新聞掲載の大学記事

2012.04.06

風テーマ 現代アート 名工大准教授石松さんが作品展 一宮

 名古屋工業大(昭和区)准教授の石松丈佳さん(47)=三重県伊勢市=による、風をテーマにした現代アート展が、一宮市島崎のレストラン「織部亭」で開かれている。22日まで。
 
 石松さんの専門は環境デザイン。牛乳パックやボタンなど同じ素材を大量に使い、空気の流れが見えるような作品を作り続けている。

 会場には「環境感知器」と名付けられた3つの作品が並ぶ。紙製の輪を2000個使い、床をびっしり覆った作品は、風がそよぐ草原をイメージした。
 
 ペットボトルのふたを糸でつなぎ、風が当たるとくるくる回転する作品は、風の当たり方で、回るスピードや揺れ具合が変わる。
 
 石松さんは「同じ素材を使うことで、環境の変化が視覚でわかる。実際に訪れて、風を目で見てもらえたら」と話した。 (三輪喜人)

(2012年4月6日 中日新聞朝刊市民版)
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