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中日新聞掲載の大学記事

2012.03.20

最先端の施設を見学 名大オープンカレッジ  

■「シンクロトロン光利用」機能を学ぶ

 大学の研究を市民に分かりやすく解説する講座「名古屋大オープンカレッジ」の参加者40人が、愛・地球博会場跡地(豊田、瀬戸両市)に間もなく完成する「中部シンクロトロン光利用施設」(仮称)を見学した。

 同施設では、ナノ(10億分の1)メートルレベルで物質を計測、分析できる。2月14日にオープンした「あいち産業科学技術総合センター」と合わせ、県や科学技術交流財団などが「知の拠点」として整備を進めている。大学や民間企業が施設を利用。創薬や自動車材料などの分野で、最先端の研究成果を実用化することを目的に研究が進められる。

 見学会の参加者は実際の実験装置を前に、模型を参考にしながら係員から話を聞き、施設の持つ機能を学んだ。名古屋市昭和区福原町の佐々木隆敏さん(74)は「愛知にこのような実験施設ができることは素晴らしいと思う」と話していた。
  (中村禎一郎)

(2012年3月20日 中日新聞朝刊県内版より)
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