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2012.01.28
学生「叔父の遺志継ぐ」 スキーバス事故 日福大で追悼集会
美浜町奥田の日本福祉大で27日、1985(昭和60)年に長野市で25人の犠牲者を出したスキーバス転落事故の犠牲者を追悼する集会があった。今回は遺族代表として初めて、故神谷明宏さん=当時(18)=のめいに当たる社会福祉学部4年神谷悠さん(22)=福井県高浜町出身=が追悼の言葉を読み上げた。
85年1月28日早朝に起きた事故で、体育実技の授業でスキー場に向かっていたバス1台が犀川のダム湖に転落。学生22人と教員1人、三重交通の乗務員2人が死亡した。大学は毎年、事故現場での法要と学内での追悼集会を続けている。
慰霊碑が立つ学内の「友愛の丘」であった集会には、学生と教職員380人が参列。3月に卒業し、地元の福井県おおい町の社会福祉協議会に就職する神谷さんは「亡き叔父と先輩方の遺志を継ぎ、多くの人が充実した人生を送る社会の実現に向けて進みたい」と誓った。
加藤幸雄学長らのあいさつの後、参列者は1人ずつ献花して犠牲者の冥福を祈った。28日には長野市の事故現場で法要を営む。(吉岡雅幸)
(2012年1月28日 中日新聞朝刊県内版より)
85年1月28日早朝に起きた事故で、体育実技の授業でスキー場に向かっていたバス1台が犀川のダム湖に転落。学生22人と教員1人、三重交通の乗務員2人が死亡した。大学は毎年、事故現場での法要と学内での追悼集会を続けている。
慰霊碑が立つ学内の「友愛の丘」であった集会には、学生と教職員380人が参列。3月に卒業し、地元の福井県おおい町の社会福祉協議会に就職する神谷さんは「亡き叔父と先輩方の遺志を継ぎ、多くの人が充実した人生を送る社会の実現に向けて進みたい」と誓った。
加藤幸雄学長らのあいさつの後、参列者は1人ずつ献花して犠牲者の冥福を祈った。28日には長野市の事故現場で法要を営む。(吉岡雅幸)
(2012年1月28日 中日新聞朝刊県内版より)