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中日新聞掲載の大学記事

2012.01.30

待ってました!南山五人男 にらみ、流し目…大きな歓声 キャンパスで学生歌舞伎公演

 南山大人文学部日本文化学科の学生による歌舞伎公演が29日、昭和区の南山大名古屋キャンパスであり、3、4年生49人が出演した。 

 安田文吉教授(近世芸能)のゼミの卒業研究プロジェクトで、毎年開かれている。

 演目は「白浪五人男」で知られる「青砥稿(あおとぞうし)花紅彩画(はなのにしきえ) 稲瀬川勢ぞろいの場」。学生たちは授業を通して作品の理解を深め、昨年11月から練習を重ねてきた。役者のほか、太鼓やかね、三味線や長唄も学生たちが担当した。

 三味線の演奏に合わせ江戸の大泥棒「五人男」が、華やかな衣装に傘を差して現れると、会場からは威勢のいい掛け声がかかった。5人が順番に名乗りを上げる場面では、それぞれの役柄に合わせ、にらみをきかせたり、流し目をしたりと、細部にまでこだわって演じ切り、手づくりの舞台に大きな歓声が送られていた。 (蜘手美鶴)

(2012年1月30日 中日新聞朝刊市民版より)
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