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2011.12.18
文化勲章の赤崎名城大教授 研究者人生語る 名古屋
名城大の赤崎勇教授(82)が本年度の文化勲章を受章したことを記念する講演会が17日、名古屋市中区の名古屋観光ホテルで開かれた。20世紀中は不可能と言われた青色発光ダイオード(LED)の開発で知られる赤崎教授は「コバルトブルーに魅せられて」と題して研究者人生を振り返った。
青色LED材料の窒化ガリウムにこだわった理由を「扱いにくい材料。だからこそ、うまく使えれば、過酷な状況にも耐えられるはずだと思った。材料はタフでなければならないというのが持論」と説明。「光や結晶などを研究するこの道を60年間進んできた。支えてくれた人たちに感謝したい」と話した。
LEDは赤崎教授が青色を開発したことで光の三原色がそろい、照明への実用化が一気に進んだ。ノーベル賞発表の時期には毎年、受賞の候補者に名前が挙がる。講演会は名城大の主催で文部科学省や名城大などから400人が出席。講演後は同じホテルで祝賀会もあった。 (中村禎一郎)
(2011年12月18日 中日新聞朝刊県内版より)
青色LED材料の窒化ガリウムにこだわった理由を「扱いにくい材料。だからこそ、うまく使えれば、過酷な状況にも耐えられるはずだと思った。材料はタフでなければならないというのが持論」と説明。「光や結晶などを研究するこの道を60年間進んできた。支えてくれた人たちに感謝したい」と話した。
LEDは赤崎教授が青色を開発したことで光の三原色がそろい、照明への実用化が一気に進んだ。ノーベル賞発表の時期には毎年、受賞の候補者に名前が挙がる。講演会は名城大の主催で文部科学省や名城大などから400人が出席。講演後は同じホテルで祝賀会もあった。 (中村禎一郎)
(2011年12月18日 中日新聞朝刊県内版より)