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2011.11.11
日本最大級の学生設計展 建築新人戦 愛工大工学部 石川さん最優秀賞
■居心地追求、吹き抜けも 「同志と知り合え刺激に」
大阪市で10月に開かれた日本最大級の学生設計展「建築新人戦2011」で、愛知工業大(豊田市八草町)工学部3年の石川睦(あつし)さん(20)=稲沢市出身=が最優秀新人賞を獲得した。石川さんは「うれしさと驚きが半分ずつ。他大学の学生と知り合えて良い刺激になった」と振り返った。(諏訪慧)
建築新人戦は大学教授らでつくる実行委員会の主催で、建築を学ぶ3年生以下の大学生が対象。大学の授業で制作した建築物の模型のデザインや、そこに込められた意図などを競う。3回目の今年は全国から533人が応募した。学生の設計に関するコンテストとしては「卒業設計日本一決定戦」など4年生の卒業制作が対象の大会を除けば最大規模になる。
石川さんの作品は「ふたつの壁と隅の家」と題した住宅。1階部分はミズナラなどが茂る緑豊かな空間として吹き放しにした。「人は壁際など隅っこの方に居心地の良さを感じるのでは」と、意図的に壁を多くし、吹き抜けを設けるなどした。
審査員からは「作品の全てを理解したわけではないが、彼の思考回路をたどれば、まだまだいろいろ出てきそう」と未知の可能性が評価された。
家具のデザインにも興味があるが、当面の目標は建築士になることという石川さん。住宅建築に関心が強く「受賞を励みに一層、努力したい」と話している。
(2011年11月11日 中日新聞朝刊豊田版より)
大阪市で10月に開かれた日本最大級の学生設計展「建築新人戦2011」で、愛知工業大(豊田市八草町)工学部3年の石川睦(あつし)さん(20)=稲沢市出身=が最優秀新人賞を獲得した。石川さんは「うれしさと驚きが半分ずつ。他大学の学生と知り合えて良い刺激になった」と振り返った。(諏訪慧)
建築新人戦は大学教授らでつくる実行委員会の主催で、建築を学ぶ3年生以下の大学生が対象。大学の授業で制作した建築物の模型のデザインや、そこに込められた意図などを競う。3回目の今年は全国から533人が応募した。学生の設計に関するコンテストとしては「卒業設計日本一決定戦」など4年生の卒業制作が対象の大会を除けば最大規模になる。
石川さんの作品は「ふたつの壁と隅の家」と題した住宅。1階部分はミズナラなどが茂る緑豊かな空間として吹き放しにした。「人は壁際など隅っこの方に居心地の良さを感じるのでは」と、意図的に壁を多くし、吹き抜けを設けるなどした。
審査員からは「作品の全てを理解したわけではないが、彼の思考回路をたどれば、まだまだいろいろ出てきそう」と未知の可能性が評価された。
家具のデザインにも興味があるが、当面の目標は建築士になることという石川さん。住宅建築に関心が強く「受賞を励みに一層、努力したい」と話している。
(2011年11月11日 中日新聞朝刊豊田版より)