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中日新聞掲載の大学記事

2011.11.12

空き家活用 学生ら知恵 美浜町と日福大が連携

■仲介制度やサロン利用検討

 美浜町と、地元にキャンパスを構える日本福祉大が、町内で増える空き家の活用法を考える「町空き家活用プロジェクト」に取り組んでいる。参加している町職員と学生らが11日、町内の空き家を実際に見学した。(吉岡雅幸)

 町は昨年、今後10年間の住宅政策の指針となる「町住生活基本計画」を策定。町内にある1万1120戸(2008年)の12.8%を占める1420戸の空き家の有効活用を課題に挙げている。

 計画策定に携わった同大社会福祉学部の児玉善郎教授(52)が中心となり、若者の意見を取り入れようと今秋にプロジェクトを発足させた。同学部と国際福祉開発学部の3年生20人と町の若手職員10人ほどで、所有者と居住希望者を仲介する空き家バンク制度や、老人が集うサロンとしての利用など活用法を話し合っている。

 この日は、学生15人と町職員7人らが3軒を見学。社会福祉学部3年柴原蒼(あおい)さん(20)は「古い家は落ち着く感じがするので、お年寄りに使ってもらうような形がいいのかも」と感想を話した。

 プロジェクトでは12月までに具体的な活用法をまとめ、実行に移す。

(2011年11月12日 中日新聞朝刊知多版より)
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