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中日新聞掲載の大学記事

2011.10.30

復興願い笑顔カレンダー 名古屋学院大宮城の学生らが撮影

 熱田区の名古屋学院大で29日始まった大学祭で、東北文化学園大(仙台市)4年吉川一利さん(22)=宮城県七ケ浜町=が、震災被災地の支援をしている学院大の災害復興支援チーム「あすなろ」の学生と一緒に「笑顔カレンダー」の撮影をしている。

 「笑顔カレンダー」は仙台のボランティア団体「学都連携プロジェクト」が進める企画。笑顔のポートレートを撮影し、その人の誕生日の日付順に並べていく。写真では、それぞれが自分の夢や復興への思いをボードに掲げている。最終的にポスターや卓上型のカレンダーにして販売し、収益を被災地のボランティア活動に役立てる。

 これまで宮城県を中心に学生や大学関係者ら800人の笑顔を撮ったが、誕生日が重なる人が多く、まだ40日ほどの空欄がある。

 吉川さんは七ケ浜町でボランティアをしていたとき、現地で活動する「あすなろ」の学生と知り合い、今回の訪問につながった。

 吉川さんは「名古屋でも被災地のことを取り上げてもらっていることを東北の人に伝えたい」と話し、あすなろの道山貴和子代表は「ここに来た人に被災地のことをもう一度思い起こしてほしい」と訴えている。

 30日午後1時ごろまで、あすなろが開いている被災地の写真展の会場で、来場者の笑顔を撮影する。 (小西数紀)

(2011年10月30日 中日新聞朝刊市民版より)
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