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中日新聞掲載の大学記事

2011.10.19

県立芸術大キャンパス 建て替えの是非 写真並べて問う 22日から

 建て替え計画をめぐって賛否がある県立芸術大(長久手町岩作)のキャンパスをテーマにした写真展「緑のキャンパス」が22日から、名古屋市東区の名古屋陶磁器会館で開かれる。30日まで、入場無料。

 同大のキャンパスは建築家の吉村順三さん(1908〜97年)らが設計。自然の中に建物群が点在する環境が評価されているが、老朽化を理由に、同大と県が一部校舎の建て替えを計画している。

 写真展は、整備の将来ビジョンが不透明なことを懸念する日本建築家協会(JIA)東海支部愛知地域会が、まずは県民にキャンパスを知ってもらおうと企画。同大の設計に加わった建築家永田昌民さん(東京)と写真家の大橋富夫さん(同)が訪れて撮影した写真60点を展示する。

 29日午後3時からは、同大キャンパスの魅力をテーマにしたシンポジウムも開く。一般1500円、学生とJIA会員は1000円。企画に携わった同大卒業生の矢田義典さん(47)=名古屋市名東区=は「写真展を機に、多くの人がキャンパスに足を運んで、どう整備するべきかを考えてほしい」と話している。

 (問)JIA東海支部事務局=電052(263)4636

(島崎諭生)

(2011年10月19日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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