■事故を疑似体験

　免許を新たに取得する若者世代に交通安全を訴えようと、岐阜市の岐阜女子大で２６日、衝突時の衝撃を体験する教室があり、学生がシートベルトの大切さを実感した。（田中周一）

　秋の全国交通安全運動に合わせ、岐阜北署と岐阜北地区安全運転管理部会青年部などが毎年開いている。

　日本自動車連盟（ＪＡＦ）が持ち込んだ４人乗り体験車に試乗。時速５キロの衝突でも体が前につんのめるほどになり、思わず悲鳴をあげる学生もいた。

　同大３年の村上吉恵さん（２０）は「ぶつかった時の衝撃に驚いた。まだ免許を持っていないけど、シートベルト着用は非常に大事だと分かった」と話していた。

　視野が狭くなる特殊なゴーグルを着用し、酒酔い状態の疑似体験も味わった。

（2011年9月27日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）