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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.18

愛知大学野球 愛院大が競り勝つ

 愛知大学野球秋季リーグの第3週第1日は17日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の1回戦があり、愛院大が名商大を1−0で下した。名城大−中部大は1回裏終了後、雨が強くなり、ノーゲームとなった。18日は名城大−中部大の1回戦と名商大−愛院大の2回戦を予定している。

 愛院大は8回2死から大迫が中前打で出塁。二盗が捕手の悪送球を誘い、一気に三塁へ。石橋が決勝打となる左前適時打を放った。浦野は要所を抑え、2試合連続完封勝利。

■「強いゴロを」石橋が決勝打

 ゴロを転がす意識が貴重な得点につながった。愛院大8回の攻撃。2死一塁から盗塁と悪送球で2死三塁となると、打席の石橋はバットを一握り短く持った。「強いゴロを打つ」。外角高めの直球をたたくと、打球は三遊間を抜け、決勝打になった。

 愛院大打線は名商大のエース上野の前に沈黙していた。3回から7回まで3者凡退が続く。フライを打ち上げ、相手を楽にしてしまう。石橋自身も8回の適時打以外、全てフライアウト。チームとしてゴロを転がそうとしたが、なかなか実践できていなかった。

 そんなもどかしい展開を、今秋から1番に定着した石橋が打ち破った。伊藤監督も「少ない好機に集中力の高さを見せてくれた」とたたえた。 (杉山直之)

◇愛工大(愛院大1勝)
名商大 000000000―0
愛院大 00000001x―1

(2011年9月18日 中日新聞朝刊29面より)
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