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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.19

愛知大学野球 名商大サヨナラ勝ち

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)の第3週第2日は18日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の2試合があった。17日の1回戦が降雨ノーゲームとなった中部大が名城大を2−0で下し、先勝。名商大は延長の末、愛院大に1−0でサヨナラ勝ちし、1勝1敗とした。

 中部大は6回1死一、二塁、辻の中前打で先制。9回にも追加点を奪った。平塚は散発2安打に抑え、リーグ戦初完封。

 名商大は延長15回2死一、二塁で高木が右前適時打を放ち、試合を決めた。森本−上野は継投で得点を許さなかった。

■投手の粘りに高木が応えた

 投手陣の頑張りに、女房役の高木が応えた。名商大は延長13回、14回と得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ない。15回も1死一、二塁とサヨナラ機をつくったが、秋田は三振。チームには「また、駄目か」という雰囲気が漂う。

 しかし、打席に入った高木は違った。「何が何でも点を取る」。甘くきたスライダーを振り抜くと打球は右翼線にポトリと落ちた。

 絶対に負けられない試合だった。先発森本に代わり、延長11回途中からは、エース上野を投入。上野は前日、高木の失策から1点を失い負け投手に。高木は「上野さんがあまり打たれていなかっただけに、申し訳なかった」。

 雪辱を期した試合で、貴重な適時打を放った高木。「明日につながった」。サヨナラ勝ちの勢いのまま、王者愛院大から勝ち点を奪う。 (杉山直之)

◇愛工大(中部大1勝)
中部大 000001001―2
名城大 000000000―0

◇同(1勝1敗)
愛院大 000000000000000―0
名商大 000000000000001x―1
(延長15回)

(2011年9月19日 中日新聞朝刊22面より)
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