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中日新聞掲載の大学記事

2008.06.26

名城大大学院・鍋島俊隆教授 米の薬学賞受賞 日本人で初

 名城大学大学院薬学研究科の鍋島俊隆教授(65)が、アメリカ健康科学薬剤師会のフランケ・メダルを受賞した。薬業界に国際的に貢献した研究者に贈られる。日本人としては初。

 同賞は71年、戦後日本の薬学の向上に尽力し、世界薬学連合(FIP)のアメリカ代表を務めた薬剤師ドナルド・E・フランケを顕彰するため創設され、受賞者は今回で12人目。

 鍋島教授は薬物依存の治療薬などの研究を進める一方、日本の薬剤師を海外の臨床現場で研修させるため派遣。海外から日本全国の病院へ指導目的で薬剤師を招へいするなどの活動が評価された。

 FIP副会長も経験し、各国の若手の育成にも尽力してきた。受賞を機に「日本と海外の臨床現場の良い点を取り入れ、薬学界全体として患者へのサービスを向上させたい」と話している。
 
(2008年6月26日 中日新聞朝刊16面より)
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