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2011.09.07
愛知大学野球 愛工大連勝 勝ち点1
愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)第1週第2日は6日、名古屋市の瑞穂球場で1部の2回戦2試合があり、愛工大が3−1で愛大に連勝し、勝ち点1を挙げた。愛院大は5−3で中部大を下し、1勝1敗とした。
愛工大は1回2死から、4連打で2点を先制。3回にも追加点を奪った。左肩痛から復帰した先発後藤は8回1失点と好投した。
愛院大は3−3の9回、1死二、三塁で代打泉地が右前適時打を放ち、勝ち越し。さらに1死満塁と攻め、田中の左犠飛で突き放した。
■課題の打撃 好転の兆し
3連打で2死満塁とした愛工大の1回の攻撃。絶好の先制機で、山下が外へ逃げるスライダーをしぶとく右前に運んだ。「後ろにつなげようと食らいついた」。春のリーグで打率1割6分2厘と低迷していた主将の一振りは、試合を優位に進める2点適時打になった。
打力向上はチームとしても課題だった。春はチーム打率2割3厘と、愛大と並んで下から2番目。打撃練習を増やし、ロングティーを取り入れた。バットを振る量は春の倍になった。
この試合では、5回までに10安打と成果が出た。春は勝てなかった愛大に連勝し、勝ち点を挙げた。1回戦でも1安打の山下は「春の借りが返せた」と喜んだ。奥田監督も「1回の連打、3回の追加点と、効果的に点を取れた」と評価した。
だが、6回以降の攻撃はあまりにも淡泊だった。簡単にフライを打ち上げ、三振を喫した。7、8回は3者凡退。この日3安打と好調だった岡田は「試合後半になって、集中力が欠けた」。優勝を目指すには、まだ乗り越える壁はある。 (杉山直之)
◇瑞穂(愛工大2勝)
愛 大 000001000―1
愛工大 20100000x―3
本塁打松本道(愛)
◇同(1勝1敗)
愛院大 010020002―5
中部大 010000200―3
(2011年9月7日 中日新聞朝刊21面より)
愛工大は1回2死から、4連打で2点を先制。3回にも追加点を奪った。左肩痛から復帰した先発後藤は8回1失点と好投した。
愛院大は3−3の9回、1死二、三塁で代打泉地が右前適時打を放ち、勝ち越し。さらに1死満塁と攻め、田中の左犠飛で突き放した。
■課題の打撃 好転の兆し
3連打で2死満塁とした愛工大の1回の攻撃。絶好の先制機で、山下が外へ逃げるスライダーをしぶとく右前に運んだ。「後ろにつなげようと食らいついた」。春のリーグで打率1割6分2厘と低迷していた主将の一振りは、試合を優位に進める2点適時打になった。
打力向上はチームとしても課題だった。春はチーム打率2割3厘と、愛大と並んで下から2番目。打撃練習を増やし、ロングティーを取り入れた。バットを振る量は春の倍になった。
この試合では、5回までに10安打と成果が出た。春は勝てなかった愛大に連勝し、勝ち点を挙げた。1回戦でも1安打の山下は「春の借りが返せた」と喜んだ。奥田監督も「1回の連打、3回の追加点と、効果的に点を取れた」と評価した。
だが、6回以降の攻撃はあまりにも淡泊だった。簡単にフライを打ち上げ、三振を喫した。7、8回は3者凡退。この日3安打と好調だった岡田は「試合後半になって、集中力が欠けた」。優勝を目指すには、まだ乗り越える壁はある。 (杉山直之)
◇瑞穂(愛工大2勝)
愛 大 000001000―1
愛工大 20100000x―3
本塁打松本道(愛)
◇同(1勝1敗)
愛院大 010020002―5
中部大 010000200―3
(2011年9月7日 中日新聞朝刊21面より)