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中日新聞掲載の大学記事

2011.08.23

天白署で学生が就業体験 事件捜査や警備に挑戦

■交番実習「突発事故に備え気配り分かった」

 天白署で22日、天白区の名城大の学生4人がインターンシップ(就業体験)を始めた。26日までの5日間で、事件捜査や防犯、警備など警察のさまざまな仕事に挑む。

 県警が今夏、市民への警察業務の周知や優秀な人材の確保を目的に、本格的に始めたインターンシップ制度の一環。市内では天白署のほか、東署が愛知大、昭和署が南山大の学生を受け入れる。

 天白署では、署幹部が治安情勢の説明と、防刃チョッキや手錠などの装備品を紹介し幕開け。午後は、地域課署員の運転するパトカーに同乗、交番勤務の実習があった。名城大都市情報学部3年の松田智靖さん(20)は「親しみやすい警察官が多かったが、交番やパトカー内では突発的な事件事故に対応できるように気配りしているのが分かった」と満足そうに語った。

 若杉宣弘副署長は「期間中、厳しい訓練や緻密な鑑識作業、炎天下の交通取り締まりなどを体験してもらう。仕事の実態を知り、本当にやる気のある若者に警察官を目指してほしい」と話した。 (相坂穣)

(2011年8月23日 中日新聞朝刊市民版より)
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