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中日新聞掲載の大学記事

2011.08.10

被災地に力届ける夏 日福大生ら 仙台で奉仕活動へ

 美浜町奥田の日本福祉大と同大付属高校の学生、生徒、教職員ら22人が9日、東日本大震災で被災した仙台市でボランティア活動を行うため、バスで出発した。夏休みを利用して同大災害ボランティアセンターが計画する派遣の第一陣。

 一行は仙台市内の仮設住宅周辺で活動。10日にシャンプーとリンスを配るため空のペットボトルへ移す作業に取り組み、11日には住民向けの夏祭りを催して、12日に戻る。

 初めて被災地に赴く高校生が対応しやすいよう、5月に宮城県名取市へ派遣された同大4年の平井風輝(かざき)さんら5人が引率役として同伴。

 名取では泥かきなどをした平井さんは「需要に臨機応変に応えるため、被災者とのコミュニケーションを大切にしたい」と意気込む。同大付属高2年の師岡千夏さんは「緊張するが、被災地を知る大学生がいて心強い」と信頼を寄せる。

 同大からは9月までに、延べ100人以上の学生がボランティアで被災地へ赴く予定。(吉岡雅幸)

(2011年8月10日 中日新聞朝刊知多版より)
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