進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2011.08.11

中部学生ゴルフ 男子は小島、女子は柏井V

 第41回中部学生ゴルフ選手権最終日は10日、三重県鈴鹿市の中日カントリークラブ(男子=7033ヤード、パー72、女子6376ヤード、パー72)で決勝の18ホールが行われた。男子は1打差の2位に付けていた小島大輝(愛知学院大4年)がこの日パープレーの72で回り、通算1オーバーの217で連覇。女子は柏井麻衣(名商大2年)が通算5オーバーの149で優勝した。男子は18位タイまでの19人、女子はすでにシードを持っている柏井、牧のほか、10位までが日本学生ゴルフ選手権(23日から三重・スリーレイクスCC)の出場権を得た。また、男子の5位タイまでが中部オープンに出場できる。

■昨年“タナボタ” 今年は実力通り 男子連覇の小島

 昨年は大雨で試合が54ホールから36ホールに短縮され、本人もビックリの“タナボタ逆転優勝”だった小島が今年は実力通りの内容で連覇を飾った。1、2、4番でバーディーを奪って首位の根本に逆に2打差をつけた。5番でOBを打ち、このホール、バーディーを奪った根本に再逆転されると、9番で6メートルほどのバーディーパットを強気に打って追いつく。そして12番、根本が2連続OBを打って決着がついた。

 「ティーショットが曲がって苦しみましたが、9番のパットはよく打てたと思います」と小島。昨年の優勝後、春の中日アマ・プロでアマ部門で優勝し、中日クラウンズにも出場した。中日CCは慣れ親しんだコースだが、苦手なのが17番のパー3。前日もOBを打つなど「なぜか、ここではいつも大たたきするんで、もうトラウマになっていて」。そのホールもこの日は1メートルにつけた。「でも、パーでした」と苦笑い。

 日本学生は3年連続の出場となるが、過去2年はいずれも予選落ち。「優勝もうれしいけど、今年は(愛知学院大から)4人が日本に行ける。去年は僕1人だったし、それがうれしい」と、卒業への単位もしっかり取得しているキャプテンは笑顔を見せた。 (児玉光雄)

■身長152センチ柏井 今季もう5勝目

 152センチの小柄な柏井がまた勝った。実に今季は中日杯、中日女子オープン、CBCマッチプレー、そして先の愛知県学生と5勝目。ライバルたちがそろって不調なこともあるが、やれば優勝といった感じ。

 この日も11番から珍しく3連続ボギーを打って、途中経過で呉山に遅れを取っていた。「これじゃいけないと思って気持ちを引き締めました」。1バーディー、4ボギーの75だったが、ボギーの3個は3パット。「練習ラウンドとは速さが違っていて、ロングパットの距離感が合わなかった」そうだ。

 1年生で昨年の日本学生で4位になり、すでにシードは持っている。照準はもちろん今月24日から地元のスリーレイクスCCで行われる日本学生。理由は「優勝すると女子プロテストの受験がファイナルからでいいですから」とポロリ。やはり本音はプロらしい。

 体は小さいが「大たたきしても次のホールに引きずることはありません」というおおらかタイプ。すしが好物で、中でもサーモンが大好きという2年生だ。

(2011年8月11日 中日スポーツ9面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ