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2011.07.04
昨年準V中京大まさかの初戦敗退 全日本大学サッカートーナメント 桃山学院大に0−1
■CKのこぼれ球決められ…
第35回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントが3日、兵庫・三木総合防災公園陸上競技場などで開幕し、1回戦の8試合が行われた。昨年準優勝の中京大(東海第1代表)は桃山学院大(関西第3代表)に0−1で敗れ、初戦で姿を消した。
■体力温存策が裏目
終了のホイッスルが鳴ると、中京大イレブンは次々にピッチ上に崩れ落ちた。昨年は同トーナメントで準優勝。その後の全日本大学サッカー選手権大会でも準優勝と旋風を起こした中京大がまさかの初戦敗退を喫した。
「相手の方が勝利に値するプレーをしていた。自分たちのミスから与えたリスタート(CK)で失点して…。セオリー通りです」
西ケ谷隆之監督(38)は淡々とした口調で敗戦を受け入れた。決勝まで勝ち上がれば7日間で4試合をこなす強行日程。初戦の前半は体力を温存しつつ、相手の出方を見ながら戦う狙いだった。
■球際で競り負け…
だが、前半27分に相手CKのこぼれ球を決められて失点。以降も球際で競り負けて、思うような攻撃が仕掛けられなかった。後半は182センチの長身FW藤牧の高さを起点に敵陣深くに攻め込んだものの、やはりこぼれ球の争奪戦で苦戦。シュート数はわずか5本と攻めきれなかった。
「もっとやれるチームなのに…。力不足です。去年の4年生の穴を埋められなかった」とはMF熊沢主将。
昨年は、今季Jリーグ入りした斉藤(現熊本)と星野(現草津)が攻撃の中心、森本(現横浜FC)が守備の要としてチームを支え続けた。今年も中田(元神戸)、須崎(元磐田)、石原(元横浜M)の元Jリーガー3人は残ったが、1年生が多く、チームは発展途上だ。
「今年はまた別のチーム。リーグ戦でもっと鍛え直したい。個人のベースを上げないと」と西ケ谷監督。悔しさと課題を持ち帰って、インカレ(全日本大学サッカー選手権)でのリベンジを目指す。 (麻生和男)
▽1回戦
桃山学院大(関西第3代表)1−0中京大(東海第第1代表)
前半1−0
後半0−0
(2011年7月4日 中日スポーツ10面より)
第35回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントが3日、兵庫・三木総合防災公園陸上競技場などで開幕し、1回戦の8試合が行われた。昨年準優勝の中京大(東海第1代表)は桃山学院大(関西第3代表)に0−1で敗れ、初戦で姿を消した。
■体力温存策が裏目
終了のホイッスルが鳴ると、中京大イレブンは次々にピッチ上に崩れ落ちた。昨年は同トーナメントで準優勝。その後の全日本大学サッカー選手権大会でも準優勝と旋風を起こした中京大がまさかの初戦敗退を喫した。
「相手の方が勝利に値するプレーをしていた。自分たちのミスから与えたリスタート(CK)で失点して…。セオリー通りです」
西ケ谷隆之監督(38)は淡々とした口調で敗戦を受け入れた。決勝まで勝ち上がれば7日間で4試合をこなす強行日程。初戦の前半は体力を温存しつつ、相手の出方を見ながら戦う狙いだった。
■球際で競り負け…
だが、前半27分に相手CKのこぼれ球を決められて失点。以降も球際で競り負けて、思うような攻撃が仕掛けられなかった。後半は182センチの長身FW藤牧の高さを起点に敵陣深くに攻め込んだものの、やはりこぼれ球の争奪戦で苦戦。シュート数はわずか5本と攻めきれなかった。
「もっとやれるチームなのに…。力不足です。去年の4年生の穴を埋められなかった」とはMF熊沢主将。
昨年は、今季Jリーグ入りした斉藤(現熊本)と星野(現草津)が攻撃の中心、森本(現横浜FC)が守備の要としてチームを支え続けた。今年も中田(元神戸)、須崎(元磐田)、石原(元横浜M)の元Jリーガー3人は残ったが、1年生が多く、チームは発展途上だ。
「今年はまた別のチーム。リーグ戦でもっと鍛え直したい。個人のベースを上げないと」と西ケ谷監督。悔しさと課題を持ち帰って、インカレ(全日本大学サッカー選手権)でのリベンジを目指す。 (麻生和男)
▽1回戦
桃山学院大(関西第3代表)1−0中京大(東海第第1代表)
前半1−0
後半0−0
(2011年7月4日 中日スポーツ10面より)