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中日新聞掲載の大学記事

2011.06.18

情報技術や産業デザイン強化 名市大、来年度から

■芸術工学部を2→3学科に

 名古屋市立大は2012年度、芸術工学部のデザイン情報学科を「情報環境デザイン学科」と「産業イノベーションデザイン学科」に分ける組織改正をする。近年、成長が著しいメディアデザイン分野の教育を強化し、スマートフォンやiPad(アイパッド)など最新鋭情報機器のアプリケーション設計やアートワーク制作などで活躍する人材の輩出を目指す。

 組織改正により、芸術工学部は現行の2学科から3学科になる。情報環境デザイン学科は定員30人で、教員は9人。携帯電話やウェブサイトの中身・画面の設計、映像・音楽とITを融合した新しいメディアデザインなどに精通する人材を育てる。

 産業イノベーションデザイン学科は定員30人、教員8人。介護ロボットや自動車運転支援システムなど、社会的要請の高い次世代型産業製品の開発を統括するデザイナーを養成する。

 芸術工学部の横山清子学部長は「芸術の感性と工学理論の両方をバランス良く身に付けた『総合デザイナー教育』を行う学科は日本で有数。近年、急速に成長している次世代メディアデザイン分野で活躍できる人材を育成したい」と話している。(加藤美喜)

(2011年6月18日 中日新聞朝刊県内版より)
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