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中日新聞掲載の大学記事

2011.04.14

攻めて荒川V 愛産大・男子部初 女子部に負けないぞ!!

■中部学生ゴルフ選手権

 第49回中日杯争奪中部学生ゴルフ選手権(中日新聞社後援)最終日は13日、愛知県豊田市の貞宝カントリークラブで男子37人(欠席3人、6516ヤード、パー72)、女子16人(6036ヤード、パー72)による後半決勝の18ホールストロークプレーを行った。男子は3位に付けていた荒川裕紀(愛産大3年)が72で回り、通算イーブンパーで優勝。女子は柏井麻衣(名商大2年)が71で回り、8打差を逆転した。会場の貞宝CCは2日間のプレー費37万5000円を東北大震災の義援金として中日新聞社会事業団に寄託した。

■充実のパープレー

 愛産大の仲間から「やったな」と声を掛けられると、荒川の表情がゆるんだ。00年に女子ゴルフ部が発足。08、09年に宮本唯が中部学生ゴルフ選手権で連覇するなど優勝者も出している。しかし、男子部ができたのが5年前。2年前に1部に昇格したが、女性上位の部で、男子優勝は今回の荒川が初めてなのである。

 前日、パープレーで2打差の3位に付けた荒川は「きのうは1ホール1ホールをしっかりと回ったが、きょうはどんどん攻めてやろうと決めていた」と言う。スタートホールでは緊張したのかショットを曲げたが、強気な心は変えなかった。

 前日、3Wを使ったホールでも迷いなくドライバーを握った。結果は4バーディー、1トリプルボギー、1ボギーの72。「OBを打ってのトリプルもありましたが、同じパープレーでもきょうの方が充実感があった」と誇らしげな表情を見せた。

 実家は名古屋市緑区。坂田塾でゴルフを覚え、高校は高知県の明徳義塾へ進んだ。「今年はシーズン初めから最初の中日杯から頑張ると決めていたんです。目標は日本学生でベスト10に入ること」だそうである。 (児玉光雄)

■女子 柏井8打差逆転し優勝

 女子は柏井が1アンダーの71で回り、前日8打差をつけられていた同級生の世古を逆転して優勝した。152センチと小柄だが、高弾道の球が打て、高校時代には全日本女子パブリックに優勝。1年生だった昨年は東海クイーンズで優勝し、マンシングウエアレディース東海クラシックにも出場した。「最後、林に入れなければもっといいスコアで回れていたのに」と悔しそう。すぐに千葉でユニバーシアードメンバーの選考会があるそうで「8人中3位に入らないといけないんです」。気持ちは千葉に飛んでいた。

(2011年4月14日 中日スポーツ9面より)

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