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2011.04.11
愛知大学野球 名城大、名商大 連勝で勝ち点
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第2週第2日は10日、愛知県豊田市の愛工大グラウンドで1部の2回戦2試合を行い、名城大は6−2で中部大を、名商大は2−0で愛大を退けともに連勝で勝ち点1とした。
名城大は先発全員安打と打線が活発。2回2死満塁で馬場の左前適時打で2点を先制。6回に阿部の適時打で2点を追加し、9回には芳川の2点二塁打でダメ押しした。
名商大は6回2死一、二塁で代打伴の左中間を破る二塁打で2点を先制。新美は2安打に抑え、リーグ戦初完投を完封で飾った。
■名商大・新美 2安打完封
回を追うごとに真っすぐが走り、スライダーの切れ味も増していった。名商大の左腕新美が愛大打線を寄せ付けず、2安打7三振で完封。「途中から自信を持って投げられた」と胸を張った。
先発メンバーに左打者が7人並んだ打線には、スライダーが特に有効だった。ストライクゾーンから打者の手元で変化。「本当は右打者の方が投げやすい」と苦笑したが、7回の先頭打者から4連続三振を奪った。
昨春のリーグ戦は6試合に登板。秋は左肘を痛め、マウンドに立てなかった。「上体だけで投げていたのが原因」。無関心だった体のケアを覚え、約2カ月後のオープン戦で復帰した。
現在は下半身と並行して腹筋を強化。「下半身を鍛えただけでは、その力が上半身に伝わらない」。愛工大OBで現楽天の長谷部の言葉を伝え聞いたからだ。「毎日腹筋500回」がノルマ。「ボールの切れもコントロールも良くなった」と効果を強調する。復活のストーリーは今、幕を開けたばかりだ。 (東郷賢一)
◇愛工大(名城大2勝)
名城大 020002002―6
中部大 000000101―2
◇同(名商大2勝)
名商大 000002000―2
愛大 000000000―0
(2011年4月11日 中日新聞朝刊13面より)
名城大は先発全員安打と打線が活発。2回2死満塁で馬場の左前適時打で2点を先制。6回に阿部の適時打で2点を追加し、9回には芳川の2点二塁打でダメ押しした。
名商大は6回2死一、二塁で代打伴の左中間を破る二塁打で2点を先制。新美は2安打に抑え、リーグ戦初完投を完封で飾った。
■名商大・新美 2安打完封
回を追うごとに真っすぐが走り、スライダーの切れ味も増していった。名商大の左腕新美が愛大打線を寄せ付けず、2安打7三振で完封。「途中から自信を持って投げられた」と胸を張った。
先発メンバーに左打者が7人並んだ打線には、スライダーが特に有効だった。ストライクゾーンから打者の手元で変化。「本当は右打者の方が投げやすい」と苦笑したが、7回の先頭打者から4連続三振を奪った。
昨春のリーグ戦は6試合に登板。秋は左肘を痛め、マウンドに立てなかった。「上体だけで投げていたのが原因」。無関心だった体のケアを覚え、約2カ月後のオープン戦で復帰した。
現在は下半身と並行して腹筋を強化。「下半身を鍛えただけでは、その力が上半身に伝わらない」。愛工大OBで現楽天の長谷部の言葉を伝え聞いたからだ。「毎日腹筋500回」がノルマ。「ボールの切れもコントロールも良くなった」と効果を強調する。復活のストーリーは今、幕を開けたばかりだ。 (東郷賢一)
◇愛工大(名城大2勝)
名城大 020002002―6
中部大 000000101―2
◇同(名商大2勝)
名商大 000002000―2
愛大 000000000―0
(2011年4月11日 中日新聞朝刊13面より)