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中日新聞掲載の大学記事

2008.06.11

三重中京大 阿部完投自責0

 9年ぶりの全日本選手権勝利に、三重中京大のバッテリーはマウンドでハイタッチをかわして喜んだ。部員が126人もいる大所帯のチームを主将としてまとめる決意として、春から頭をツルツルにしている坂田真規捕手は「12年前(の校名)は松阪大。僕ら4年生は三重中京大になっての1期生ですから、初勝利だと思っています」と小さく笑った。

 神宮のマウンドでは2年生右腕の阿部一也投手が躍った。スライダーを武器に福岡大を7回の1点(自責0)に抑え、公式戦初勝利を全国大会でやってのけた。「こんないいグラウンドで投げただけでも満足なのに…」。

 徳島工時代は、最後の夏の徳島大会で、3回戦進出したのが最高成績の投手は、そのグラブに「無名の大エース」という刺しゅうを入れていた。(阿知波浩二)

(2008年6月11日 中日スポーツ12面より)
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