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中日新聞掲載の大学記事

2011.03.23

愛知大学野球 関西六大学野球対抗戦 愛院大・武石 開幕手応え

 昨年春秋連覇を達成した愛院大は、昨年を右肩痛で棒に振った先発武石卓投手(4年・森)が5イニング無失点と好投。4月2日開幕の春季リーグ戦の投手の柱として、期待が高まった。

 試合は大商大と3−3で引き分け。また昨季5位の愛大は龍谷大に6−8で敗れた。

■制球重視良かった

 3季連続優勝を目指す愛院大に、頼もしい男が帰ってきた。先発した武石が5イニングを2安打5奪三振で無失点の投球。140キロ台の速球を内外角に投げ分け、スライダーも切れた。安打もヒット性の当たりではなく「テンポだけ考えて、力を入れず制球重視で投げた。良かったと思います」と自画自賛した。

 2年までは救援投手として登板していたが、昨年は手術も考えたほどの右肩痛に悩まされた。リハビリで回復し投球を再開したのは今年になってから。「だいぶ良かった時に近づいている」と自信をつかみ始めている。

 先発は練習試合も含めて初めて。「ずっと抑えだったので、長い回を投げられるか見極めるため」と伊藤孝真総監督(51)。“試験”を見事にクリアした武石に、主戦浦野に次ぐ2本目の柱として「メドがたった」と目を細めた。

 だが武石は「チームが勝てばどこでもいい」と先発にこだわりはない。昨年の悔しさを、マウンドでぶつけるだけだ。 (田中一正)

■愛大は再逆転負け

 愛大は8回に逆転したが、最終回を迎えた主戦永田が乱れて再逆転負け。八田監督は「永田は少し気負いと疲れがあったかな。でもエースならピシッといってほしかった」と注文。だが終盤までしっかり投げ続けたことに、「昨年主戦としてマウンドに立ち続けたことで、余裕と自信がついている」と成長を認めた。

大商大 000000030―3
愛院大 000011010―3
本塁打 橋爪(大)

龍谷大 002001005―8
愛大  000010032―6
本塁打 塩見(龍)

(2011年3月23日 中日スポーツ9面より)

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