岐阜市太郎丸の岐阜女子大で２２日、卒業式があり、２学部、３研究科から計２５４人が巣立った。

　式では、各専攻の代表者１０人が後藤忠彦学長から卒業証書を受け取った。卒業生代表の文化創造学部の高辻知香さん（２２）が「４年間で培った知識や経験を生かし、自分ならではの生き方をまい進し続けたい」と答辞を述べた。

　卒業生のうち８人は、２年前に姉妹校提携を結んだ沖縄女子短大（那覇市）からの第１期編入生。那覇市のサテライトキャンパスでテレビ中継される授業を受講して学んだ。同キャンパスでの卒業式は２０日に行われた。（豊田直也）

■東海学院大は３６７人

　各務原市那加桐野町の東海学院大で２０日、卒業証書・学位記授与式があり、大学と大学院、短期大学部の計３６７人が巣立った。

　在学生の送辞を受け、卒業生総代の佐藤将也さん（２２）は「甘えを捨て、自らの意志を強く持って厳しい社会へ踏み出す」と決意を述べた。短期大学部の常富小百合さん（２５）も「学びやで得た宝物を大切に努力、精進したい」と誓った。

　証書を手渡した大学の杉山道雄学長は「共創共助をもって友達、仲間を大切にして激動する社会を突き進んで」とエールを送った。短期大学部の神谷真弓子学長は東日本大震災に触れ、「大変な時局だが、前向きな心で行動することが大切」と語りかけた。（久下悠一郎）

(2011年3月23日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より)