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2011.01.07
愛工大あぁ逆転V逸 全国地区対抗大学ラグビー決勝
■大経大に後半不覚
第61回全国地区対抗大学ラグビー大会(中日新聞社後援)は6日、瑞穂ラグビー場で決勝が行われ、愛工大(東海北陸)は大経大(近畿)に19−42で逆転負け。東海勢の大会連覇は「5」でストップした。大経大は4度目の出場で初優勝を果たした。
ノーサイドの笛に愛工大フィフティーンが天を仰いだ。表彰式に並ぶ顔には涙が浮かぶ。届きそうで届かなかった頂点。
長江主将は「相手の方が一枚上手。一人一人が前へ出るディフェンスをしてきた。練習試合のときとは別のチームになっていた」と唇をかんだ。
勝つチャンスは十分あった。同点で終わった前半、押し気味に試合を進めていたのは愛工大だった。それが後半に入ると一転。後半3分に連続攻撃から勝ち越しトライを奪われると、終盤には立て続けに3トライを献上。反則やパスミスも相次ぎ、自ら反撃機会をつぶしてしまった。
因縁の相手だった。大経大を昨季まで指揮したのは、愛工大の岡本昌也監督(49)の父・昌夫さん(74)。長野県内で行う夏合宿では同じ宿舎で寝泊まりした。練習試合でも何度も戦い、今季は春、夏と愛工大が連勝していた。岡本監督は「負けた相手が大経大とは…。縁ですね」とポツリとこぼした。
敗れたとはいえ、準優勝は胸を張れる結果。「メンバーは若い。来季、この悔しさを晴らしたい」と岡本監督。生まれ変わったチームで、東海リーグ初制覇を狙う。
(木村尚公)
▽決勝
大経大42 14−14 19愛知工大
(近畿) 28−5 (東海北陸)
(大経大は初優勝)
(2011年1月7日 中日スポーツ5面より)
第61回全国地区対抗大学ラグビー大会(中日新聞社後援)は6日、瑞穂ラグビー場で決勝が行われ、愛工大(東海北陸)は大経大(近畿)に19−42で逆転負け。東海勢の大会連覇は「5」でストップした。大経大は4度目の出場で初優勝を果たした。
ノーサイドの笛に愛工大フィフティーンが天を仰いだ。表彰式に並ぶ顔には涙が浮かぶ。届きそうで届かなかった頂点。
長江主将は「相手の方が一枚上手。一人一人が前へ出るディフェンスをしてきた。練習試合のときとは別のチームになっていた」と唇をかんだ。
勝つチャンスは十分あった。同点で終わった前半、押し気味に試合を進めていたのは愛工大だった。それが後半に入ると一転。後半3分に連続攻撃から勝ち越しトライを奪われると、終盤には立て続けに3トライを献上。反則やパスミスも相次ぎ、自ら反撃機会をつぶしてしまった。
因縁の相手だった。大経大を昨季まで指揮したのは、愛工大の岡本昌也監督(49)の父・昌夫さん(74)。長野県内で行う夏合宿では同じ宿舎で寝泊まりした。練習試合でも何度も戦い、今季は春、夏と愛工大が連勝していた。岡本監督は「負けた相手が大経大とは…。縁ですね」とポツリとこぼした。
敗れたとはいえ、準優勝は胸を張れる結果。「メンバーは若い。来季、この悔しさを晴らしたい」と岡本監督。生まれ変わったチームで、東海リーグ初制覇を狙う。
(木村尚公)
▽決勝
大経大42 14−14 19愛知工大
(近畿) 28−5 (東海北陸)
(大経大は初優勝)
(2011年1月7日 中日スポーツ5面より)