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中日新聞掲載の大学記事

2010.12.05

学生発 幻想の夕べ 長久手「リニモdeイルミ」開催中

■町じゅうに多彩オブジェ

 長久手町で11月20日から始まった電飾事業「リニモdeイルミ2010」。近隣の大学生制作の光を利用したオブジェが町じゅうに展示され、町民の目を引いている。 (原田晋也)

 町を活性化する住民参加の枠組み「THINK! NAGAKUTE! PROJECT!」に参加している大学生たちが企画した。

 愛知学院大3年の江口雄大さん(20)ら学生有志20人以上が作ったのは、同町戸田谷のくすのき広場に展示されている「学生のミカタ」。ペットボトル1000本の底を切り抜いてつなぎ、発光ダイオード(LED)をちりばめた。はがさずに利用したラベルで矢印をかたどり、イルミネーションが施された図書館通りを案内するように指している。

 県立芸術大1年の南村遊さん(19)は長久手町文化の家テラスに木材と段ボールで小屋を建設。「朝がくるまで」と名付けられたこの作品は、イベント期間中に生活用品や車が少しずつ追加されていく。南村さんは「ある地点まで作れば完成というわけじゃない。それぞれ自分なりの解釈をして、楽しんでくれたらそれが完成」と語った。

 同町久保山のはなみずき広場には県立芸術大1年の岩本将弥さん(18)の「イルミボックス」がある。和紙でステンドグラスのように外を飾った箱を積み重ね、幻想的な雰囲気を出している。

 いずれも来年1月10日まで展示される。

(2010年12月5日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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