進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ

中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2026.10.27

日進の観光振興 若い感性で 愛知学院大と市の連携講座 8人優秀提案

観光SDGsの講座で優れた提案をした学生ら=日進市役所で

観光SDGsの講座で優れた提案をした学生ら=日進市役所で

■馬を活用 乗馬体験や周遊企画/RPGから着想 地域通貨も

 「観光SDGs」をテーマに愛知学院大(日進市)と同市が開講している産官学連携講座を受講し、優秀な成績を収めた学生7人が23日、市役所を訪れた。学生たちは水野隆史副市長の前で、観光まちづくりに関するアイデアを発表。同大馬術部や愛知牧場の馬を活用した周遊企画や、地域通貨「日進ポイント」の導入など、若者らしい視点で市の新たな可能性を提案した。(青山直樹)

 同市は若い世帯の流入で人口増が続くが、観光資源に乏しいことが課題とされる。講座は、観光人材育成を目的に2018年度にスタート。にっしん観光まちづくり協会相談役を務める同大の松岡昌幸教授や市職員、企業の担当者らが、市の観光資源やグリーンツーリズムについて指導。本年度は春季に15回開講し、約60人が受講した。

 優秀者として、いずれも文学部グローバル英語学科の8人が選ばれた。同学科には観光コースがあり、4年の小林陽平さんは「馬から始まる日進周遊プロジェクト」と題して提案。同大で引退競走馬との触れ合いや乗馬体験、厩舎(きゅうしゃ)見学などができる企画で、続いてシャトルバスで愛知牧場や道の駅「マチテラス日進」などを周遊してもらう。

 小林さんは馬術部に所属し、大学で初めて馬に乗った時の感動が忘れられないという。「視線が高くなり、景色が全然違う。馬も乗り手のことを考えて走り方を変えてくれる」と乗馬の魅力を紹介。同部には馬が7頭おり、「引退競走馬のセカンドキャリアなど、動物福祉についても学べる」と教育的意義も強調した。水野副市長は「今までにない視点で、すごく面白い」と感心していた。

 1年の棚橋知哉さんは、「日進市版『持続可能な地域通貨』」を企画。愛知牧場での体験イベントや岩崎城での歴史クイズに参加することで、地域通貨「日進ポイント」が取得できる仕組み。ポイントは市内の加盟店で使ったり、特産物と交換したりできる。ロールプレーイング(RPG)ゲームから着想を得たといい、水野副市長は「ゴミを拾うなど、人を助けるとポイントが得られるようにしたら、RPGらしいのでは」と逆提案していた。

 この日は修了認定書の授与式があり、欠席した1人を除く7人が水野副市長から受け取った。松岡教授は「講座は最初の数年はいいアイデアが出なかったが、徐々に良くなってきた。内容は今年が1番良かったので、市や観光まちづくり協会と相談し、提案を具体化していければ」と話した。

 ◇認定を受けたその他のみなさん(敬称略)

 2年 岩屋捺未、橘星渚、名越雅人、古山亜衣▽1年 浦辺咲穂、加賀美羽

(2026年10月27日 中日新聞朝刊なごや東版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ