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お知らせ  2026.06.01

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「魚のゆりかご」 アマモ守りたい 鳥羽・答志島 保全会が始動

アマモの種を採取する活動の参加者ら=鳥羽市の答志島で

アマモの種を採取する活動の参加者ら=鳥羽市の答志島で

 魚のゆりかごとも言われるイネ科の海草「アマモ」の群生場所づくりが5月30日、鳥羽市の離島・答志島であった。今年4月に設立された「桃取アマモ保全会」として初めての活動で、集まったメンバーたちは浜の浅瀬に生えているアマモから種を採取した。種は一定期間保存した上で、マットにまいてから再び海へ戻す。

 アマモは、酸素をつくり、温暖化につながる炭素を蓄積する。魚が卵を産む場所や隠れる場となるが、答志島を含む伊勢湾内で分布域が減少している。島の漁業者、小浦嘉門さん(69)がアマモ場の減少に危機感を抱き、十数年前から保全活動を続けてきた。

 ただ、アマモ場の維持と再生には、活動を広げる必要などがあった。伊勢湾の環境や生態系を研究する四日市大の千葉賢客員教授(沿岸海洋環境学)と協力して「保全会」立ち上げを決めた。行政の交付金を得ながら、多くの人に活動に関わってもらう考え。

 この日は、四日市大の学生や社会人、研究者ら約20人が参加。海に腰までつかり、アマモの種を手作業で丁寧に採っていった。保全会代表に就いた小浦さんは「魚をとることばかりで、育てることをしてこなかった。豊かな海を次世代に継いでいくために、地道に続けないといけない」と説明し、「今回はまずは第一歩だ」と気を引き締めた。

 保全会では、アマモの移植や種まきなどの活動のほか、モニタリング調査を実施して活動の効果を見極める。(梅田歳晴)

(2026年6月1日 中日新聞朝刊三重総合版より)
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