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中日新聞掲載の大学記事

2010.11.11

味のある円頓寺映画祭 あすから市内6ヵ所、名大生ら主催

■若手作品中心多彩に

 西区の円頓寺、円頓寺本町、西円頓寺商店街の各地で12日夕から13日にかけて、名古屋大の学生らがさまざまなジャンルの作品を上映する「円頓寺映画祭」が開かれる。「日常の中に映画を」と企画し、昨年に続き2回目。「会社帰りや買い物のついでにふらっと立ち寄ってもらえたら」とアピールしている。全編無料。

 大学院国際言語文化研究科の島本昌典さん(28)、小川祐希さん(23)らによる実行委が運営。「商店街の人と話すと、雑談の中に戦争の話が出てきたりする。独特の味のある雰囲気にひかれた」と島本さん。今年3月、尾張旭市の市民団体「シネマコリア」代表で東海学園大専任講師の西村嘉夫さん(43)と知り合った縁で、同大の学生も手伝ってくれることになった。スタッフは総勢25人になり、来春に修了予定の島本さんと小川さんは「今後も続けていけるのでは」と期待する。

 今年も若手や学生の作品を中心に、ペルーや東ティモールを描いた長編から、児童虐待を止めようと隣家に乗り込む青年の挑戦まで、多彩な映画が楽しめる。円頓寺でロケをした作品も。うち一つを撮影した韓国の女子大生監督、チェ・ヒョンヨンさんによるトークイベントも催す。

 会場は、名鉄イン名古屋駅前、喫茶店「まつば」、レストラン「庵ひろ」など6カ所。店舗シャッターへの映写や倉庫内も。小川さんは「隣の人と感想を話せる空間になれば」と話している。ホームページは「円頓寺映画祭」で検索。 (日下部弘太)

(2010年11月11日 中日新聞朝刊市民版より)
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