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中日新聞掲載の大学記事

2010.11.08

愛知大学野球 1、2部入れ替え戦2日 愛大1部残留決める

■愛工大、中京大は第3戦に持ち越し

 愛大(1部5位)が日本福祉大(2部2位)に3−2で勝ち、2連勝で1部残留を決めた。愛大の3番・高森亮介左翼手(4年・富山第一)は本塁打などで全打点を挙げ、大学最後の試合を締めくくった。愛工大(1部6位)は中京大(2部1位)に4−2で雪辱。対戦成績を1勝1敗とし、勝負を3回戦に持ち込んだ。

■意地の3打点 3番・高森

 試合後のグラウンドで、後輩たちによる胴上げに心地よく身を任せた。3打点を挙げて、1部残留に大きく貢献した愛大・高森が目を潤ませながら、喜びをかみしめた。

 「最後に意地を見せたかった。勝てて良かった」。6回に先制の本塁打を放ち、逆転された後の7回には2点適時二塁打で再びリードを奪い返した。投手陣に頼りがちだった秋季リーグの戦いを反省し、入れ替え戦では高森を中心に打線がしっかり援護。今秋は4回戦までもつれたカードもあり、順位決定戦や入れ替え戦を含めて19試合も戦ったが、最後は2連勝で明るく締めくくった。

 高森は卒業後、地元・富山に戻って就職する。第一線でプレーするのはこの日が最後。「守備の下手な僕を、八田監督はよく使ってくれたと思う。来年は全国大会を目指してほしい」と後輩たちにエールを送った。 (麻生和男)

■野元逆転呼ぶ好投

 愛工大は前日の1回戦に続いて登板した3年生右腕・野元が4イニング1/3を3安打無失点と好投した。先発・後藤の後を受けて、5回途中からマウンドに上がると、140キロ台の速球を中心に攻めて7奪三振。チームを勢いづけて、8回の逆転劇を呼び込んだ。野元は「自信を持って投げた。調子はいい。ゆっくり休んで、3回戦に備えたい」と3連投も辞さない構えだ。


▽2回戦(1勝1敗)
愛工大(1部6位) 010000030―4
中京大(2部1位) 101000000―2
(工)後藤、野元−三宅、井上
(京)鎌田、柴田、上杉、大西、藤本−東間

▽2回戦(愛大2勝)
愛大(1部5位)    000001200―3
日本福祉大(2部2位) 000002000―2
(愛)永田−松本道
(日)西、山口、加藤竜−安藤
本塁打 高森(愛)
(愛大は1部残留)

◇愛知大学2、3部リーグ入れ替え戦第2日(愛知東邦大)=中日スポーツ後援

▽2回戦(1勝1敗)
名産大 8−2 同朋大
(2部6位)  (3部1位)

▽2回戦(名院大2勝)
名院大 2−1 愛知東邦大
(3部2位)  (2部5位)
(名院大の2部リーグ昇格が決定)

(2010年11月8日 中日スポーツ10面より)
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