愛大（１部５位）と中京大（２部１位）が先勝した。愛大は日本福祉大（２部２位）に一時、５点のリードを許したが、中盤の集中打で１０−７で逆転勝ち。中京大は８番・東間竜也捕手（４年・大府）の満塁本塁打などで愛工大（１部６位）に５−４で競り勝った。

■５回一気に逆転　愛大・八田監督

　愛大は打線の奮起で５点差をひっくり返した。秋季リーグで最優秀防御率に輝いた先発・伊佐地が４回までに５失点の乱調。だが、打線が４、５回の２イニングだけで計１２安打、９点を奪って一気に逆転した。ミスから大量失点した試合展開に、八田監督は渋い表情だったが、「０−５になった時はどうなるかと思ったけど、よく勝った」と安堵（あんど）していた。

■光る４年生の活躍　中京大

　中京大の東間は１点を追う６回１死満塁の好機で、愛工大の先発・長瀬のスライダーを左中間スタンドに運んだ。「先頭打者が出たら自分が打つから回してくれ、と回が始まる前に話していた。明日も勝って連勝で（１部復帰を）決めたい」と東間。半田監督は「好機が勝負強い打者に回ってきた。５打点はすべて４年生で、先発投手（上杉）、抑え（柴田）も４年生。いい仕事をしてくれた」と上級生の活躍に目を細めた。


▽１回戦（愛大１勝）
日本福祉大（２部２位）　３０１１０００２０―７
愛大（１部５位）　　　　０００４５０１０ｘ―１０
（日）加藤竜、鶴田、今野、山口−安藤、長谷田
（愛）伊佐地、明神、山本−松本道

▽１回戦（中京大１勝）
中京大（２部１位）　００００１４０００―５
愛工大（１部６位）　００００２００２０―４
（京）上杉、大西、柴田−東間
（工）長瀬、佐藤、泉、野元−三宅、井上
本塁打　東間（京）

◇愛知大学２、３部リーグ入れ替え戦第１日（愛知東邦大）＝中日スポーツ後援

▽１回戦
名院大　６−２　愛知東邦大
（３部２位）　　（２部５位）

同朋大　６−１　名産大
（３部１位）　　（２部６位）

（2010年11月7日　中日スポーツ10面より）