ボディスクラブを持つ安田さん＝蒲郡市の竹島園地で

■蒲郡の催しで紹介

　蒲郡市産ミカンを盛り上げようと、愛知大地域政策学部の藤井吉隆教授ゼミが、ミカンの香りを生かした２商品を開発した。同市のラグーナベイコート俱楽部ホテルで３日あった「蒲郡みかんまつり」のキックオフイベントで、新商品が紹介された。

　同ゼミの３年生が５月から開発に取り組んだ。安田木乃葉さんと横山美優さんは、肌の古い角質や毛穴の汚れを取り除く「ボディスクラブ」を企画。インドネシア人のグデ・ドゥイパハラさんと杉原永一さんは、「マッサージキャンドル」を考案した。

　キックオフイベントに先立つ１日には、同市の竹島園地であった催しで、来場者に商品を試してもらう機会があった。安田さんは「ミカンの香りは好評。質感をさらに高めたい」。グデさんは「香りを楽しむだけでなく、溶けた蝋（ろう）を手や爪に塗って楽しむこともできる。試してもらった人の意見を取り入れたい」と話した。来年２月ごろ、完成品を発表したいという。

　みかんまつりの開催期間は４日～１２月３１日。ミカンを使ったデザートやグルメを扱う店など６９カ所を巡るデジタルスタンプラリーがあり、温泉ペア券などが当たる。旅館でミカン狩りを楽しむ「お宿でみかん狩り」は２２日～２４日、市内１０旅館でできる。（伊東誠）

（2025年11月6日　中日新聞朝刊東三河版より）