HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2010.10.26
エイズ学ぶこと格好イイ 名市大の医学・看護学部生ら
■11・6大学祭で啓発イベント
同世代の若者にエイズへの関心を持ってもらおうと、名古屋市立大(瑞穂区)の医学・看護学部生が桜山キャンパスでの大学祭「川澄祭」の11月6日のステージで、啓発イベント「Know more AIDS(ノーモアエイズ)」を計画している。先進国の中で唯一エイズ患者が増えている日本。実行委は「身近な問題として考えて」と来場を呼び掛ける。 (奥田哲平)
■地元人気グループのライブや手記朗読も
川澄祭では、これまで模擬病院や骨髄移植チャリティーに取り組んできた。エイズをテーマに選んだのは、塾講師のアルバイトをしていた実行委員の伊藤桜さん(21)の体験だった。「女子高生はエイズという病気すら知らない」。さらに「よく知らない人との性行為」という話も。無防備な行動に驚いた。
「大学でもプリントの一角に出てくる程度。知らないことが偏見にもつながる」と伊藤さん。ただ難しいテーマだけに、若者を引き付けようと、人気の地元ヒップホップグループ「カルテット」の3人に直接会って出演を頼み込んだ。
カルテットのNALさん(29)は「エイズって正直言って自分には関係ないと思っていた。真剣に考えている彼らの思いがひしひしと伝わった」と快諾。SAMONさん(30)は「この場所でエイズを学ぶことが格好いいんだとなるように、楽しい空間をつくりたい」と話す。
イベントは6日午後5時40分から。カルテットのライブのほか、エイズ患者の手記朗読やコンドームの配布もある。入場無料。川澄祭は7日まで。
(2010年10月26日 中日新聞朝刊市民版より)
同世代の若者にエイズへの関心を持ってもらおうと、名古屋市立大(瑞穂区)の医学・看護学部生が桜山キャンパスでの大学祭「川澄祭」の11月6日のステージで、啓発イベント「Know more AIDS(ノーモアエイズ)」を計画している。先進国の中で唯一エイズ患者が増えている日本。実行委は「身近な問題として考えて」と来場を呼び掛ける。 (奥田哲平)
■地元人気グループのライブや手記朗読も
川澄祭では、これまで模擬病院や骨髄移植チャリティーに取り組んできた。エイズをテーマに選んだのは、塾講師のアルバイトをしていた実行委員の伊藤桜さん(21)の体験だった。「女子高生はエイズという病気すら知らない」。さらに「よく知らない人との性行為」という話も。無防備な行動に驚いた。
「大学でもプリントの一角に出てくる程度。知らないことが偏見にもつながる」と伊藤さん。ただ難しいテーマだけに、若者を引き付けようと、人気の地元ヒップホップグループ「カルテット」の3人に直接会って出演を頼み込んだ。
カルテットのNALさん(29)は「エイズって正直言って自分には関係ないと思っていた。真剣に考えている彼らの思いがひしひしと伝わった」と快諾。SAMONさん(30)は「この場所でエイズを学ぶことが格好いいんだとなるように、楽しい空間をつくりたい」と話す。
イベントは6日午後5時40分から。カルテットのライブのほか、エイズ患者の手記朗読やコンドームの配布もある。入場無料。川澄祭は7日まで。
(2010年10月26日 中日新聞朝刊市民版より)