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学生活動 2025.09.08
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食 飾 植 触 職 奥三河ドライブ 魅力5分野

奥三河を舞台にしたドライブスタンプラリーを提案し、優勝した中京大のチーム=名古屋市昭和区のJAF愛知支部で
自然豊かな奥三河をドライブしながら、その景色や魅力を堪能できるスタンプラリーを中京大の学生チームが企画した。名付けて「おいでん! 奥三河しょく旅めぐり~5つの“しょく”を“いっしょくた”~」。日本自動車連盟(JAF)愛知支部のコンテストで優勝し、来年、実現する運びとなった。 (加藤壮一郎)
支部は、観光施設などに設置されたQRコードをスマートフォンなどで読み取ってスタンプを集める「ドライブスタンプラリー」のアイデアを学生から公募した。今年で7回目を迎え、県内の大学や専門学校の12校27チームが応募。書類選考を通過した5チームが、8月27日の審査会に進んだ。
中京大チームのメンバーは、いずれも2年の木村茉葉さん、小島朝陽さん、竹田彩音さん、根本岳尚さん。奥三河を周遊しながら「しょく」(食、飾、植、触、職)にまつわる五つの体験ができるという企画を披露した。
例えば、道の駅もっくる新城(新城市)では、卵を使った食事や五平餅を味わってもらう。道の駅つくで手作り村(新城市)では、竹などに触れながら、竹やこまなどの手作りを体験。ほうらいせん酒らぼ(設楽町)では、伝統的な職人の技が息づく酒造りの現場を公開する。
5カ所の移動だけで所要時間は2時間半余り。4人は「スマホに頼りがちな現代だからこそ車内での会話や景色との出合いが、かけがえのない時間になる」と力説。スタンプラリーの名称は「おいで、来てみて」を意味する三河の方言に由来し「奥三河へのリピーターを増やし、人の流れを呼び込みたい」と思い描く。
支部の井上光事務所長(54)は「地域のことまで考えて企画を作ってくれた」とたたえた。
(2025年9月8日 中日新聞朝刊県内総合版より)